大谷翔平47号ゲットの男子高校生「絶対売らないよ」アナハイム在住でメジャー1年目から「翔平ファンだ」

大谷翔平の47号本塁打ボールをゲットしたジャック・ペセカくん（撮影・柳原　直之）

　◇ナ・リーグ　ドジャース－カブス（2024年9月11日　ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手（30）が11日（日本時間12日）、本拠でのカブス戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で3戦ぶりの一発となる47号を放ち、キャリアハイを更新した。

　初回、先頭で打席に入ると、相手先発・ウィックスの4球目、スライダーを完璧に捉えた。打球速度118・1マイル（約190・1キロ）の弾丸ライナーを中堅右に突き刺した。

　この一発で自身初のMVPを獲得した2021年のシーズン46本塁打を上回り自己最多となった。先頭打者本塁打は今季6本目、通算では12本目となった。

　大谷の47号本塁打ボールをゲットしたのはエンゼルスが本拠を置くアナハイムに住む高校生、ジャック・ペセカくん（17）だ。「18年のエンゼルスのアリゾナキャンプから翔平のプレーを見てきた。元々ニューヨークにいたからヤンキースファンだけど、翔平ファンだ」と“アナハイムっ子”らしくメジャー移籍1年目から大谷に注目していたと胸を張った。

　そして、弾丸ライナーに「118マイルも出てたの！？すごい速かった。あまり見たことがない打球」と驚きを隠せず「22年のオールスターをこの球場で見たけど、その時のジャッジの打撃練習もすごかった」と振り返った。

　ホームランボールは「翔平が“欲しい”と言わない限りはキープする。47号がキャリアハイだとは知ってる。絶対売らないよ」と自身で大事に保管すると力強く語った。