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“紀州のドン・ファン”事件初公判 清原博弁護士が弁護側の主張に理解「グレーじゃないの?なら無罪」

スポニチアネックス / 2024年9月12日 15時14分

東京・赤坂のTBS社屋

 国際弁護士の清原博氏が12日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、“紀州のドン・ファン”と呼ばれた和歌山の資産家・野崎幸助さん(当時77)を殺害した罪に問われている元妻の須藤早貴被告(28)の初公判で、弁護側の主張内容について自身の見解を示した。

 須藤被告は18年5月24日、野崎さんに対し何らかの方法で口から致死量の覚醒剤を摂取させて殺害した罪に問われている。黒ワンピース姿で出廷した被告は、罪状認否で「私は社長を殺していませんし、覚醒剤を摂取させたこともありません。無罪です」と述べ、起訴内容を否認した。

 須藤被告は当日、野崎さんと二人きりにある時間があったが、犯行を立証する物的証拠がほとんど上がっていない。この日の初公判で検察側は、須藤被告が「完全犯罪 薬物」「老人 完全犯罪」とったワードや、遺産相続などに関する疑問を検索していたとする証拠を示した。

 一方で弁護側は、「“怪しいからやっているに違いない”では、裁判をやる意味がない。もしそう思って結論が決まってしまうならば、この裁判をやる意味はありません」と主張。証拠が乏しい中で被告が裁かれようとしている現状に、異議を唱えた。

 こうした訴えに、清原氏は「この弁護士の主張は正しいですね」とコメントした。「多くの方々はテレビ見て、この報道を知っているでしょうから、“早貴被告、グレーなんじゃないの?”という思いがあるかもしれません。でも、裁判でグレーじゃないの?という程度だったら無罪なんです」。さらに「裁判で有罪にするためには、“この人完全に黒だよね”と、そこまで立証しないとできない。“もしかして無罪かもしれない。グレーじゃないの?”という程度だったら、それは無罪だということです。そういうことを弁護士は主張した」とも解説した。

 須藤被告は事件から3年後の21年に逮捕。さらに3年後の今年、初公判が始まった。ここまで長い時間がかかった理由として、清原氏は「付いている弁護士が途中で代わったということがあると思う。無罪主張をするからには、事件記録を全部読み込んで、検討した上で裁判に臨まなければならない。弁護士が変わったので、さらに時間が必要になったということで、3年という異例の時間がかかったと思う」と分析した。

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