琴桜が後輩・王鵬に敗れ初黒星 大の里が全勝守る 霧島が初黒星喫す 豊昇龍が連敗断ち切り2勝目

＜大相撲秋場所5日目＞王鵬（左）に攻められる琴桜（撮影・松永　柊斗）

　◇大相撲秋場所5日目（2024年9月12日　両国国技館）

　大相撲秋場所は12日、東京・両国国技館で5日目の取り組みが行われた。結びの一番で大関・琴桜（26＝佐渡ケ嶽部屋）は西前頭2枚目・王鵬（24＝大嶽部屋）と対戦。埼玉栄高校の“先輩後輩対決”は、後輩の王鵬が寄り切りで勝利し、琴桜は初黒星を喫した。

　3日目に天敵の隆の勝を下し、4連勝中の東関脇・霧島は西小結・平戸海に押し出しで敗れ、初黒星を喫した。

　成績次第で大関昇進の可能性がある西関脇・大の里は、東前頭筆頭・隆の勝を押し出し、5連勝とした。

　1勝3敗と黒星先行の西大関・豊昇龍は、東前頭3枚目・御嶽海を寄り切りで下し、2勝目を挙げた。　

　5日目の取り組みを終え、5戦全勝は大の里のみとなった。

　今場所初日から休場している横綱・照ノ富士に加え、3日目からは関脇・貴景勝が休場。5年ぶりに大関から陥落し、10勝以上すれば1場所での大関復帰がかなう今場所だったが、慢性的な首の痛みにより場所前は実戦稽古が再開できず初日から2連敗。休場を余儀なくされた。