小木曽が自己最少63で単独首位「勇気を持ってピンに打てた」男子ゴルフANAオープン

小木曽喬

　◇男子ゴルフツアー　ANAオープン第1日（2024年9月12日　北海道　札幌GC輪厚C＝7066ヤード、パー72）

　ツアー1勝の小木曽喬（27＝フロンティアの介護）が1イーグル、8バーディー、1ボギーの9アンダー63をマークし単独首位に立った。

　ツアー自己ベストに並ぶ63で回った小木曽は「ショットが安定していてフェアウェーキープから勇気を持ってピンに打てたのでチャンスをつくることができた。パットも入った」と上機嫌だった。

　前半で4バーディーを奪い、リーダーボードを駆け上がった小木曽をアクシデントが襲った。10番パー4のティーショットが大きく左に曲がった。木に当たったボールは深いラフへポトリ。落下地点付近を探したものの、見つからず結局ロストボールになった。

　「落ち込んだ。でもまだ（バーディーが取りやすいロング（パー5）が2つある」と切り替えて、5メートルのパットをねじ込んでナイスボギーで収めた。そして、12番パー5では残り35ヤードからの第3打を60度のウエッジで放り込み会心のイーグルで息を吹き返し、その後4バーディーを重ねた。

　6月のハナ銀行招待でツアー初優勝。その後は調子を落としていたが、2勝目のチャンスをつかんだ。

　「今週は調子も上がっているし、やっていることもハマっているので自信を持ってやれる」とうなずいた。