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巨人・大勢 467日ぶり回またぎで25セーブ目 5日前は今季初の劣勢で3者凡退、今度は4人でピシャリ

スポニチアネックス / 2024年9月12日 21時59分

<広・巨22>試合に勝利し、大城(左)とタッチする大勢(撮影・岸 良祐)

 ◇セ・リーグ 巨人5―0広島(2024年9月12日 マツダ)

 巨人の守護神・大勢投手(25)が12日の広島戦(マツダ)で今季37度目のリリーフ登板。昨年6月3日の日本ハム戦(東京D)以来467日ぶりとなるイニングまたぎで1回1/3を無安打無失点に抑え、今季25セーブ目をマークした。

 3―0で迎えた8回途中に阿部慎之助監督(45)が動いた。

 この回から登板した3番手左腕・バルドナードが2死から安打と四球で一、二塁のピンチを招くと、ここで守護神・大勢を投入。イニングまたぎを想定して浅野をベンチに下げるなど同時に野手4人の守備位置も動かして勝負を懸けた。

 すると、大勢は打席に迎えた恐怖の巨人キラー、末包を2球で追い込み、3球目が暴投となって一、三塁とされるも最後はフォークボールで当てただけの投ゴロに打ち取って好救援。直後の9回、丸に2ランが出て5点リードとなった最終回も菊池を2球目の直球で中飛、代打・磯村をフォークボールで3球三振、秋山もフォークボールで空振り三振に仕留める危なげない投球で25セーブ目を挙げた。

 投球内容は1回1/3で打者4人に対して16球を投げ、無安打無失点。2三振を奪って四死球はなく、直球の最速は156キロだった。

 大勢は7日のDeNA戦(東京D)では1―2で迎えた9回に5番手として登板。今季36試合目にして初めて劣勢での登板となったが、3者凡退に仕留めて見事に期待に応えた。

 大勢の力投を受けたその裏、代打・中山が起死回生の同点適時打を放ち、延長戦へ。引き分け寸前の延長12回、2死から途中出場のオコエが2号サヨナラ弾を放ち、巨人が劇的勝利を収めている。

 8日の同戦ではチームが0―8で大敗を喫したため登板機会なし。広島との首位攻防3連戦でもここまでチームが6―1、9―2で勝ったため出番がなかったが、最後のやってのけた大仕事だった。

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