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新潟・長谷川巧「試合に出ることが全て」 ルヴァン杯準々決勝2戦で久々公式戦 縦の推進力で勝負

スポニチアネックス / 2024年9月13日 4時31分

攻撃のアクセントになるプレーを目指している長谷川巧

 J1新潟は12日、聖籠町のアルビレッジで、14日のホーム湘南戦へ非公開で調整した。ホーム&アウェーで行った町田とのルヴァン杯準々決勝で、2試合連続途中出場したDF長谷川巧(25)は、試合に出る重要性を改めて実感。長所の縦への推進力を前面に出し、結果を求めていく。

 公式戦の緊張感の中で得られるものは多い。長谷川巧はルヴァン杯町田戦で約1カ月半ぶりに公式戦に出場し、その思いを強くした。「ミスしてはいけない場面、決めないといけないシーン。それは試合でしか味わえない。本当に試合に出ることが全て」。継続してピッチに立とうと自分を奮い立たせている。

 町田戦は第1、2戦ともに後半25分から右サイドハーフ(SH)で出場。第2戦はロングパスを受けて攻撃の起点になる場面もあったが「もうちょっと(ボールを)収めていれば後ろも押し上げられたし、押し込まれる時間が少なくなって楽になった」と反省も忘れなかった。

 プロ8年目。昨季に続いて今季も本職の右サイドバックだけでなくSHでも併用で起用されている。ただ、5月に右太腿のケガもあり、リーグ戦は5試合出場にとどまる。1、2年目の頃は出られずに下を向くこともあった。今は「いかに切らさずに取り組み続けられるか。自分との闘い」と、士気高く左足のシュート練習や筋トレを継続し、体のケアも欠かさない。

 39歳のベテランDF千葉の存在も大きい。「ポンと出てもいいプレーをしている。それはしっかりやっているから」。日頃の妥協のない姿を見て「見習わないと」と語る。

 今は攻撃のアクセントになろうと、長所の縦への推進力をより意識する。「僕よりうまい人はいる。人と同じことをしても意味がない」。先発でも途中からでも、自分の色を出すだけだ。

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