慶大・清原がプロ志望表明 日本ハム・新庄監督が期待「男前で、いい打撃もしている」

2009年の日本シリーズで、解説を行う元日本ハムでタレントの新庄剛志氏（左）と野球評論家の清原和博氏

　偉大な父の背中を追う。西武、巨人などで歴代5位の525本塁打を放った清原和博氏（57）の長男、慶大・正吾内野手（4年）が12日、10月24日のドラフト会議での指名を目指し、プロ志望届を提出した。中学、高校で野球経験がないにもかかわらず4番を担うまでに成長した右のスラッガー。最後のアピールの場となる東京六大学野球の秋季リーグ戦は、あす14日に開幕する。

　清原がプロ志望届を提出したことを受け、父・和博氏が沖縄のキャンプ地を訪問するなど交流がある中日の加藤宏幸球団本部長は「引き続き調査していきます」とコメント。日本ハム・新庄監督は「男前で、いい打撃もしている。どこかの球団に入ったらプロ野球も盛り上がる」と期待した。またカージナルスの大慈弥功スカウトは「個人の評価はしない」と前置きした上で「米国では高校まで違うスポーツに取り組む選手は多い。（中学、高校と野球を離れた）ブランクで不利益を被ることはない」と断言。秋季リーグ戦も視察予定だ。

　▼楽天・今江監督（正吾の父・清原和博氏のPL学園の後輩）あれだけの凄い方の息子さんで、いろいろな重圧もありながら、そうやってプロ志望を出すまでの舞台、ステージまで来たのは凄いことだと思う。