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カブス・誠也 日本選手右打者初2年連続20号 偉業も喜び半減…3点追う9回に痛恨の盗塁死

スポニチアネックス / 2024年9月13日 1時31分

<ドジャース・カブス>3回、今季20号となるソロを放つ鈴木(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ カブス8-10ドジャース(2024年9月11日 ロサンゼルス)

 カブス・鈴木は、天国から地獄の一日になってしまった。3点を追う3回。右腕ミラーの97・2マイル(約156・4キロ)のシンカーを逆方向へ。今季初めて右中間へ運んだ一発は、日本人選手では松井秀喜、大谷に続く3人目で、右打者では初の2年連続20号となった。

 同学年の大谷が自己最多弾を放った試合で、昨年と並ぶ自己最多タイ弾。本塁打では自身3番目の打球速度101・9マイル(約164キロ)で、8月27日以来13試合ぶりの一発に「いい形で捉えられたのであっち方向へ飛んだだけ。あまり方向性は気にしていない。良い投手から打てたのでそれは良かった」と手応えを口にした。

 だが、四球で出塁した3点を追う9回に落とし穴が待っていた。犠飛などで2点差としなおも1死一、二塁。二塁走者だった鈴木がスタートを切ったが痛恨の盗塁死となり、3連勝を逃した。重盗かと問われたクレイグ・カウンセル監督は「違う」と否定し、鈴木の盗塁失敗を含めた2つの走塁ミスに「正直言って、許しがたいものだ。防げるアウトだ」と厳しかった。

 鈴木も「僕のミスでこうなった。ああいうボーンヘッドはなくさないといけない。動画を見て反省しないといけない」と猛省。ワイルドカード圏内へ5ゲーム差と広がり、喜びも半減だった。(笹田 幸嗣通信員)

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