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ソフトバンク・和田 ポストシーズンへ43歳ベテランが名乗り 実戦復帰の3軍戦で2回無失点

スポニチアネックス / 2024年9月13日 5時3分

<ソフトバンク3軍・徳島>先発し、2回無失点のソフトバンク・和田(撮影・岡田 丈靖)

 ◇3軍非公式戦 ソフトバンク2ー2四国・徳島(2024年9月12日 タマスマ筑後)

 シーズン終盤、ポストシーズンに向けてベテランが名乗りだ。7月6日に登録抹消をされ、8月からはリハビリ組で調整していたソフトバンク・和田毅投手(43)が12日、3軍戦の四国・徳島戦(タマスタ筑後)で実戦復帰。2回27球2安打無失点だった。

 初回は最速144キロで2三振を奪う上々なスタート。2回は変化球中心で最後の打者だった8番の佐和田はチェンジアップで3つ目の三振。「初回の真っすぐは理想に近いボール。最後のボールはあの回で一番良かった」とうなずいた。

 実戦は7月27日のウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦(同)以来遠ざかった。腰と左膝の状態が芳しくなかった。「今まではごまかせるレベル。ごまかしが効かなくなった」と説明。膝の痛みが和らいだのが大きかった。9月に入ってからはブルペン入りする回数を中1日に変更し投げ込む回数を増やすなど強度を上げてきた。

 この日は3軍戦で若手が中心。コンビを組んだのはドラフト7位ルーキーの藤田悠だった。43歳と19歳の24歳差バッテリー。ベンチ前のキャッチボールでは笑顔で和らげようとする気配りもあった。「年齢が娘の1歳上なので。息子だと思って投げました」と穏やかな笑みを浮かべた。

 1軍は優勝へのカウントダウンが始まっているが、投手陣は先発、中継ぎ含めて故障者が多発。「昇格候補に挙がるようにそれだけを考えてやっていく」と頼もしく言った。(杉浦 友樹)

《和田の経過》

 ▽7月5日 楽天戦に中25日で先発。味方失策の不運もあり、4回4失点で2敗目。

 ▽6日 球質向上を目的に無期限2軍再調整を通達され5戦2勝2敗、防御率4.01で出場選手登録抹消。

 ▽27日 ウエスタン・リーグくふうハヤテ戦(タマスタ筑後)に先発復帰し、5回5安打2三振零封。

 ▽8月中旬 コンディション不良で、リハビリ組へ。ブルペン投球は継続する。

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