1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

広島・新井監督「チャンスはまだある」 巨人との首位攻防3連戦で3連敗…崖っ縁4差も諦めない!

スポニチアネックス / 2024年9月13日 5時3分

<広・巨>ゲームセットの瞬間、顔を硬直させる広島・新井監督(中央) (撮影・西川 祐介)

 ◇セ・リーグ 広島0―5巨人(2024年9月12日 マツダ)

 広島は12日、巨人との首位攻防3連戦でまさかの3連敗を喫し、今季最大タイの4ゲーム差に広げられた。打線は戸郷の前にあと一本が出ず今季20度目の零敗に沈み、床田寛樹投手(29)も5回3失点と粘れず6敗目を喫した。本拠地での同カード3連戦3連敗は、20年7月14~16日以来4年ぶりの屈辱だ。13日からは勝率1厘差に迫る3位・阪神と甲子園で2連戦。眼下の敵に勝ち、崖っ縁からV争いに再浮上できるかどうか…の正念場を迎えた。

 9回の一挙9失点で逆転負けを喫した前夜の悪夢は、一夜明けても負の流れを引きずったままだった。首位・巨人との直接対決3連戦で、しかも本拠地を舞台に20年7月14~16日以来となる3連敗。好機で凡退を繰り返した末包は、険しい表情で唇をかみしめた。

 「チームとしてチャンスをつくっていた中で、ああいう結果に終わったのは完全に僕の責任。打てる打てないじゃなく、ボールの見極めでも打点を挙げられれば。そこは自分の実力不足です…」

 得点圏で3度打順が回ってきた。2回無死一、二塁の先制機に遊ゴロ併殺に倒れると、6回には堂林が空振り三振した2死満塁で同様に空振り三振。8回2死一、三塁でも投ゴロに終わった。いずれもフォークで、2回の遊ゴロ以外は見逃せばボール球。戸郷と大勢の決め球に屈した。

 天王山と位置づけられた戦いで2連敗し、一矢報いるべく臨んだ負けられない一戦で、今季20度目の零敗。だからと言って、末包を戦犯と呼ぶのは酷すぎる。勝負のはずの9月に入って、これで2勝8敗。1試合平均1・8得点では、やはり苦戦を免れない。

 2回の先制機を逃した攻撃を問われ、「それは、タラレバになる。あそこは普通にスエ(末包)に任せたぞ…という感じ」と新井監督。投打に精彩を欠く現状打破には視線を前に向けて、こう言った。

 「私自身も含めて各自、反省するところはあると思うのでね、反省して。チャンスはまだまだあるので、また明日の試合に向かっていきたいと思います」

 首位・巨人とは4ゲーム差に広がり、試合が降雨中止となった3位・阪神とはゲーム差なしの勝率1厘差となった。きょう13日からは肉薄する虎と敵地で、15日からは2ゲーム差に迫る4位・DeNAと本拠地で、それぞれ2連戦が待つ。巨人とはまだマツダスタジアムでの直接対決3試合が残っており、末包は言葉に力を込める。

 「今日が終わりじゃないし、やり返すチャンスはある。しっかり準備し、前を向いてやっていきたい」

 眼下の敵に勝ち、V争いに生き残れるかどうかの崖っ縁。指揮官の「チャンスはまだまだある」を体現するしないは、大砲をはじめ、ナインの最後の頑張りに懸かっている。 (江尾 卓也)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください