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大谷翔平「50―50」まで残り16試合で3本塁打、2盗塁 過去3年で終盤に苦しんだ本塁打が鍵

スポニチアネックス / 2024年9月13日 7時6分

<ドジャース・カブス>初回、大谷は47号ソロを放つ (撮影・沢田 明徳)

 9月12日(日本時間13日)時点でドジャース・大谷は47本塁打、48盗塁。残り16試合で、「50―50(50本塁打、50盗塁)」まで3本塁打、2盗塁を記録しなければならず、達成への鍵は本塁打だ。

 エンゼルス時代の21年は終盤に11試合連続ノーアーチで本塁打王を逃し、22年も最後は18試合連続安打を記録しながら、22試合連続ノーアーチでシーズンを終えた。23年も9月4日の試合前フリー打撃で右脇腹を痛めて以降は欠場した。ただ、当時はいずれも故障者が続出して大谷にマークが集中。チームも下位に低迷し、モチベーションの維持の難しさを考慮すると致し方ない点が多かった。

 今季の大谷はスランプが短い。連続試合無安打は3試合連続が1度だけ。連続試合ノーアーチも5月下旬の9試合連続が最長で、以降はコンスタントに本塁打を打ち続けている。強力打線の中でマークが分散していると同時に、過去6シーズンの教訓を生かし、復調への引き出しの多さが際立つ。故障さえしなければ、快挙達成に疑問の余地はない。

 スランプの短さは周囲の影響も大きい。デーブ・ロバーツ監督が「翔平がこんなに学びたがる選手だとは思わなかった」と証言するように、大谷はクレイトン・マッカラー一塁コーチ、アーロン・ベーツ、ロバート・バンスコヨック両打撃コーチと密にコミュニケーション。英語力も向上し、ウィル・アイアトン通訳なしで会話をしている場面も多く見かける。先入観にとらわれず、他者の意見を柔軟に取り入れる姿勢は、大谷の強みの一つといえる。

 大谷が好きなアメリカンフットボールを題材にした映画「ルディ」には次の言葉が出てくる。「証明とは自分自身に対してすること」「夢は人生の宝物」。誰かにひけらかすためではない。大谷は今、世界一の野球選手になりたいという夢に向かって懸命に走っている。ここまできたら「50―50」も通過点。もっと大きな夢が見られるかもしれない。(記者コラム・柳原 直之)

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