楽天・田中将大が1軍昇格“テスト”登板で7回3失点！日本記録樹立の記念日に復活の足がかり

＜イースタン楽・日＞先発した田中将（撮影・篠原岳夫）

　◇イースタン・リーグ　楽天―日本ハム（2024年9月13日　森林どり泉）

　楽天・田中将大投手（35）が1軍復帰をかけたテスト登板に臨み、7回98球を投げ、7安打3失点だった。

　2軍で5度目の登板。初回1死一、三塁から野村に中犠飛で先制点を奪われた。

　2―1の4回も1死一、二塁から142キロの直球を育成選手の藤田に左犠飛で同点とされたが、4回の攻撃で2013年の日本一の同僚・岡島のソロ本塁打など効果的な3点の援護を受けた。

　7回にも明瀬に中前適時打を許した。直球は140キロ前後で、最速でも144キロほどだったが、ツーシームなど手元で動く球を使い、要所ではアウトを重ねた。

　2013年9月13日に開幕21連勝（最終的には24連勝）の日本記録を樹立。その記念の日に復活を印象づけた。

　日米通算200勝まで、あと「3」と迫っている田中将だが、昨秋に右肘のクリーニング手術を受けた影響で、今季はまだ1軍登板がない。

　2軍では4試合に登板しており、今江監督も「1軍に向けての登板になるので、自分の力をしっかり出してもらいたい」と昇格テストになる可能性を示唆していた。