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念願かなった“川瀬対決” ソフトバンク・小久保監督が粋な代打起用 晃「自分も成長を…」

スポニチアネックス / 2024年9月14日 6時1分

<オ・ソ>8回、川瀬兄弟の対決が実現した(撮影・平嶋 理子)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク8―3オリックス(2024年9月13日 京セラD)

 ソフトバンクの川瀬晃内野手(26)がNPB11年ぶりとなる兄弟対決を感慨深く振り返った。「夜に毎日キャッチボールしていた弟とまさかこういう舞台で対決できるとは思ってなかった。夢のような時間というのは、こういうものなのかなと思いました」。

 8―2とリードを広げた8回2死一、二塁の場面。小久保監督が動いた。マウンド上のオリックス・川瀬堅斗投手(22)に対して、兄を代打でコールして、粋な場面を演出した。カウント2ボール2ストライクからの内角143キロ直球を打ち二ゴロ。この日の勝負は弟に軍配が上がった。

 「最後は真っすぐで抑えてきたので気持ちも伝わってきました。チャンスだったので絶対に打ちたかったですが内容は完敗です。弟の成長も感じられた。もっと自分も成長していきたいです」

 兄弟そろって小さい頃から野球が大好きだった。仲が良い二人だったが、時には“どちらが投手をするか”で兄弟ゲンカも。成長して1軍の舞台で対決する夢がかなった。兄は小久保監督、さらに打席を代わってくれた牧原大に感謝の言葉も口にした。 (木下 大一)

 ○…投手と野手の兄弟対決は2013年6月3日のヤクルト―ロッテで、ルーキーで5学年上の兄・江村将也(ヤ)が、ロッテの弟・直也を遊ゴロに打ち取って以来11年ぶり。江村兄弟は日本人では83、84年に兄の定岡正二(巨)が弟の徹久(広)を2試合で計3打数0安打に打ち取って以来29年ぶりだった。外国人選手の例では12年に兄・陽耀勲(ヤンヤオシュン)(ソ)と陽岱鋼(ヨウダイカン)(日)が3試合6打席で対戦(5打数2安打)したことがある。

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