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阪神、広島下し単独2位!森下が4試合連続本塁打「しっかり捉えられた」球団では16年江越以来8年ぶり

スポニチアネックス / 2024年9月14日 5時16分

<神・広>7回、森下は本塁打を放つ(撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 阪神7―3広島(2024年9月13日 甲子園)

 阪神は13日の広島戦(甲子園)を7―3で制し、8月2日以来42日ぶりの単独2位に浮上した。3点リードの7回に森下翔太外野手(24)が、ダメ押しの左越え16号ソロ。球団では2016年江越(現日本ハム)以来8年ぶりの4試合連続本塁打を放ち、86年の巨人・クロマティ以来38年ぶりセ・リーグ2人目の同一シーズン2度目の8試合以上連続打点をマーク。9月1日時点で5・5ゲーム差をつけられていた広島をわずか12日で逆転する原動力となった。さあ次は、3ゲーム差に迫った首位・巨人の背中を追う。

 根っからの明るさが、猛虎の光明だ。試合後、森下は「もう体ぼろぼろです…」と言った直後に「元気ですよ!」と声を張り、周囲を笑わせた。負けられない広島との2連戦初戦。昨季日本一軍団の中軸を担う背番号1は、この夜も最高級の輝きを放ち、虎党を笑顔にした。

 「1試合の中で1本出すか出さないかというのは、全然違うと思う。あの打席でしっかり直球を捉えられたというのは良かった」

 3点リードで迎えた7回2死無走者。カウント1―1から大道の真ん中直球を完璧に捉えた。ダメ押しの左越え16号ソロ。球団では16年江越以来8年ぶりで、自身初の4試合連続弾。豪快に打ち鳴らした上位進出への号砲で、連続試合打点も8に伸ばした。同一シーズン2度の8試合以上連続打点は、86年クロマティ(巨人)以来、セ・リーグ38年ぶり2人目の快挙となった。

 試合前から災難続きの一日だった。フリー打撃練習中には自打球を左膝付近に当て、練習を中断。トレーナーに付き添われてベンチへ引き揚げた。6回無死で迎えた打席では、中崎の直球を左肩付近に受け激痛に顔をゆがめた。それでも「もう一球、当てられてもいいくらい踏み込んでという気持ちはあった」。規格外の根性も兼ね備える男は痛みさえも力に変え、最後は痛快な一撃で締めた。

 この日のスタンドからは、父・善文さん(55)と母・ゆりさん(53)が見守っていた。昨年11月2日のオリックスとの日本シリーズ第5戦以来となる甲子園観戦。その試合で、選抜4強に導いた東海大相模高時代の4試合では見せられなかった“聖地弾”を両親に贈り、善文さんを「とんでもないものを目の前で見られた。体は悲鳴を上げているはずですけど、応援してくれている皆さまの力で結果が出ていると思います」と感無量の表情にした。

 リーグ3位の69打点は、トップのヤクルト・村上まで2差。チームは1日時点で5・5ゲームあった広島との差をわずか12日間で逆転。その原動力としてフル稼働する。「ピッチャーが100%、120%(の力が)出せるような形で自分たちが点を取って投げさせてあげることができればタイガースの強い野球ができる」。首位・巨人とは3ゲーム差。首位追走へ、さらにギアを上げる。(石崎 祥平)

 ○…森下(神)が7回に4試合連続本塁打となる16号ソロ。球団では16年の江越(日)以来で、4試合以上連続は1986年バースの7試合(プロ野球タイ記録)を筆頭に森下で18人目、33度目。

 ○…4日の中日戦から続く連続試合打点も8に伸ばした。今季は7月21日の広島戦から8月4日のDeNA戦にかけて10試合連続打点をマークしているが、8試合以上連続を複数回は、同一シーズンに限らず2リーグ制以降の阪神では初めて。セ・リーグでは86年にクロマティ(巨)が9試合と8試合を1度ずつ記録して以来、38年ぶり2人目。

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