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広島“急失速”5連敗 大瀬良でも止められない… 59日ぶり3位転落に新井監督「結果を恐れず、攻めて」

スポニチアネックス / 2024年9月14日 5時46分

<神・広>交代を告げた後、選手へ声をかける新井監督(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 広島3―7阪神(2024年9月13日 甲子園)

 広島は13日の阪神戦で今季2度目のワースト5連敗を喫し、59日ぶりに3位に転落した。大瀬良大地投手(33)が今季最短4回1/35失点(自責4)で5敗目。最近10試合は1勝9敗の急失速で4位・DeNAにも1ゲーム差に迫られた。首位・巨人から4差の逆転優勝が厳しくなったうえ、クライマックスシリーズ(CS)進出も危ぶまれる状況で残り18試合。新井貴浩監督(47)は攻めの姿勢を説いて打開を期した。

 頼みの大瀬良も負の連鎖を止められなかった。初回に先制の援護を得ながら、今季最短4回1/3、5失点で降板。役目を全うできず、悔しさをあらわにした。

 「結果が全て。いろんな思いを持って、マウンドに上がった。結果で示したいなと思っていたが、うまくいかなくて、悔しさ、もどかしさもある」

 許した9安打には不運な当たりも多く、四球の方が痛かった。2回2死満塁では近本に対して22年5月27日のソフトバンク戦以来、通算2度目の押し出し四球で同点。4回の3失点も今季は過去8打数無安打に抑えていた梅野に与えた四球がきっかけだった。

 続く木浪の二遊間へのゴロを矢野がグラブに当てて捕球できず(記録は遊撃内野安打)、2死二、三塁から近本に中前へ決勝打を浴びた。さらに一、三塁では森下の当たり損ねの三ゴロに猛進した小園が記録上は失策。強みだった守備も球際で及ばない。5回に連打と犠打で1死二、三塁として89球で交代した。

 新井監督は「不運な面もあったので、また切り替えて、次の登板で頑張ってもらいたい」とかばった。6回には一時2点差に迫るなど反発力は示し、「相手もいい投手。6回はいい攻撃ができたと思う」とも振り返った。

 ただ、現実は厳しい。1勝9敗の最近10試合は先発投手陣が防御率5・05の不振。攻撃陣は10試合連続3得点以下&1試合平均1・6得点にとどまる。投打のバランスが一気に崩れ、開幕から持ち味にしてきた「僅差の展開で競り勝つ野球」は見る影もない。

 巨人との4差は同じでも、阪神と入れ替わって3位に落ち、4位・DeNAとも1差。新井監督は打開へ訴えた。「(先発陣は)ずっと頑張ってくれていたので、野手が点を取ってカバーしてあげたい。今まで通り、結果を恐れず、攻めていってもらえたらいいと思う」。開幕から大方の予想を覆す奮闘を続け、8月はほぼ1カ月、首位を守った。勝負の9月に急失速。このまま終わるのは寂しすぎる。「何かのきっかけで変わると思う。それが明日来るように頑張りたい」。残り18試合。再上昇への望みを捨ててはいない。(長谷川 凡記)

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