ヤンキースはジャッジの52号満塁弾で逆転勝利 3連勝でオリオールズに3差 吉田正尚10号は空砲に

7回にヤンキース・ジャッジが逆転満塁本塁打を放ちスタンドのファンも大興奮（AP）

　◇ア・リーグ　ヤンキース5－4レッドソックス（2024年9月13日　ニューヨーク）

　ヤンキースは13日（日本時間14日）、本拠でのレッドソックス戦に逆転勝利。連勝を3まで伸ばした。

　6。7回に2点ずつ失い0－4と劣勢で迎えた7回裏、トーレスの適時打で1点を返し、なおも無死満塁と好機をつくると、主砲・ジャッジがグランドスラムを放った。

　相手4番手・ブーザーの95.5マイル（約153.7キロ）の直球を捉え、左翼席へ試合をひっくり返す豪快な一発。ベンチのナインは大喜びし、本拠ファンも総立ちで両手を突き上げ、お祭り騒ぎとなった。ホームイン後のジャッジには割れんばかりの「MVP」コールも飛んだ。

　ジャッジは8月25日（同26日）のロッキーズ戦で2発を放って以来、本塁打が出ず、前日12日（同13日）のレッドソックスで16試合連続ノーアーチとなり、自己最長を更新したが、17試合ぶりの劇的な一発で不名誉な記録に終止符を打った。

　チームも主砲の劇的な一発で得たリードを守り切り、レッドソックスに逆転勝利。3連勝でア・リーグ東地区で首位争いを繰り広げるオリオールズに3ゲーム差を付け、首位をキープした。

　レッドソックスの吉田正尚は「4番・DH」で先発出場し、0－0で迎えた6回表、右越えに先制の10号2ラン本塁打を放ち、2年連続2桁本塁打に到達。投手戦の均衡を破り、伝統のヤンキースタジアムのファンを沈黙させたが、逆転負けで空砲となった。