単独首位の永野竜太郎 「ジャンボさんを超えるチャンス」尾崎将司の大会最少スコア更新に挑む

永野竜太郎

　◇男子ゴルフツアー　ANAオープン第3日（2024年9月14日　北海道　札幌GC輪厚C＝7066ヤード、パー72）

　ツアー未勝利の永野竜太郎（36＝フリー）が1イーグル、4バーディー、1ボギーの67で回り、通算17アンダーに伸ばし単独首位をキープした。

　強まる風の中で5つスコアを伸ばした永野は「18ホール通して良い感じにプレーできた」と胸を張った。

　この日も平均296・18ヤード（ランク22位）の飛距離を武器に輪厚を攻め落とした。5番パー5は手前8メートルに2オンして2パットで楽々バーディーを奪取。9番パー5は残り240ヤードから3Iで1メートルにつけて圧巻のイーグルで喝采を浴びた。

　首位で最終日を迎えるのは3回目。単独首位は初となる。09年のツアー本格参戦から16年目、303試合目でツアー初優勝はもう目の前だ。永野は「良い位置にいるのは間違いない。今日もビッグスコアが出ている。自分も負けないくらい伸ばしていかないとチャンスもつかめない」と覚悟をにじませた。

　54ホールで199ストロークは自身の最少ストロークを1打更新し、3日間で17アンダーに到達した。94年大会で尾崎将司が樹立した大会最少スコア、20アンダーの更新も視界に入った。

　「もし更新できればめちゃくちゃ光栄。ジャンボさんを超えるチャンスがあるならトライしたい」と残り18ホールを見据えた。