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【玉ノ井親方 視点】スピードがある上に器用…大の里の安定感は抜群 課題は…

スポニチアネックス / 2024年9月14日 21時45分

<大相撲秋場所7日目>懸賞を受け取る大の里(撮影・藤山 由理)

 ◇大相撲秋場所7日目(2024年9月14日 両国国技館)

 今場所の大の里の安定感は抜群だ。先場所までは右差しばかりに意識が向いて、中途半端な当たりで半身になって取ることがあった。そうなると重心が傾き、不安定な動きになる。それが相手をよく見て、左も使いながら正面から当たって前に出ている。相手にすれば1メートル92、182キロの巨体で左右から攻められると逃げ場がなくなる。

 取り口もよく研究している。同学年対決の平戸海戦。左前まわしを取って一気に前に出る小結の攻めを封じるために、右のかいなを深く入れ胸を合わせた。平戸海は左上手が遠くなり何もできなかった。大型力士の中には自分の体を持て余して力を出し切れない者もいるが、大の里はスピードがある上に器用だ。相手に応じて立ち合いを変える学習能力の高さも持っている。後半戦の課題をあえて挙げるとすれば、懐に入られて突き上げられた時の対処法くらいだろうか。

(元大関・栃東)

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