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千両役者・錦織圭 6年ぶり登場で大歓声 試合も快勝!五輪後に「急に感覚が良くなった」再浮上に期待

スポニチアネックス / 2024年9月15日 4時26分

錦織圭(AP)

 ◇テニス 男子国別対抗戦デビス杯ワールド グループ1部第1日(2024年9月14日 東京・有明コロシアム)

 3戦先勝方式で行われ、日本はコロンビアから2勝を挙げた。第2試合では元世界ランキング4位の錦織圭(34=ユニクロ)が、現世界ランク237位のニコラス・メヒアに6―4、6―4のストレート勝ち。日本国内では18年9月以来、6年ぶりの有観客試合で2日間連続のチケット完売をもたらした第一人者が、完全復活への一歩をしるした。

 千両役者が日本テニスの聖地を盛り上げた。開会式の選手紹介ではひときわ大きな歓声を浴びた錦織は、第2試合に登場すると終始試合の主導権を握った。第1、2セットともにブレークは1回ずつも、勝負どころでギアを上げて快勝。「思っていたくらいのテニスはできた。久しぶりの日本の試合で、お客さんも入ったし緊張感はあった」と肩の荷を下ろした。

 5大会連続出場となったパリ五輪は3種目に出場も計1勝のみ。左膝などの故障からの完全復活は道半ばだが、五輪後の実戦では「急に感覚が良くなった。かなり調子はいい」と手応えをつかみつつある。何より本格復帰後、満員のセンターコートでのプレーは今回が初めて。「モチベーションにもなった」というコート上からの風景を目に焼き付け、再び世界ランキングを駆け上がっていく。 (阿部 令)

 ▼日本・添田豪監督 難しい試合になるとは思っていたが(西岡、錦織に)頼もしさを感じた。経験や強さが出た。チームのみんなに、頼もしさを感じさせた試合だったと思う。

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