14戦連続無失点の阪神・富田を岡田監督が絶賛 「防御率を見ても0点台でずーっと良い仕事をしている」

＜神・広＞7回、2番手で力投する富田（撮影・須田　麻祐子）

　◇セ・リーグ　阪神4―3広島（2024年9月14日　甲子園）

　阪神・富田の好投が反撃ムードを高めた。3点劣勢の7回に2番手で登板。菊池、代打・磯村を2者連続の空振り三振に仕留めた。続く秋山に左前打を浴びたものの、最後は坂倉を中飛に打ち取って追加点を許さなかった。

　「前の回（6回）に点を取られて点差は広がったんですけど、これ以上点はやれないと思ったので先頭を打ち取れれば流れは変わるかなと思った」

　これで8月3日のDeNA戦から14試合連続無失点。防御率は0・59まで良化した。今の出番はビハインドの展開だが、岡田監督は賛辞を惜しまない。「リードされた時は富田か島本がいてるんですけど、富田は本当ね、防御率を見ても0点台でずーっと良い仕事をしている」と目を細めた。

　攻撃陣にリズムをもたらした2年目左腕。連続試合無失点を「あまり気にしない」と口にした一方で、「先頭（打者を抑えること）は大事だと思っている。先頭を（今後も）重点的にやっていく」と繰り返し強調した。（杉原　瑠夏）