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ヤンキースはサイ・ヤング賞右腕コールの“球団最速”申告敬遠がアダとなってRソックス戦でのスイープ逃す

スポニチアネックス / 2024年9月15日 6時13分

5回、レッドソックのデバースに右前2点適時打されたヤンキースの先発ゲリット・コール

 ◇ア・リーグ ヤンキース1―7レッドソックス(2024年9月14日 ニューヨーク)

 ヤンキースは14日(日本時間15日)の本拠地でのレッドソックス戦で1―7で敗れ、スイープを逃した。しかも、逆転負けのきっかけとなったのが先発した昨年のサイ・ヤング賞右腕、ゲリット・コール投手(34)が与えた申告敬遠だっただけに、もどかしさが残る敗戦となった。

 場面はトーレスの右前適時打で1点を先制した後、迎えた4回の守備だ。1死無走者からコールがレ軍の2番・ディバースに対して自ら申告敬遠を宣言し、ディバースに対し右手を一塁方向に振って、歩くように促した。実はこの日の試合を迎えた時点で、ディバースとの対戦成績は39打数13安打の打率・333、8本塁打と苦手にしていた。初回の第1打席は厳しいコースを攻めた結果、死球。そして、この日2度目の対戦では自ら申告敬遠を選択した。

 だが、そのディバースには二盗を許し、さらに3番・オニールにも四球を与えて1死一、二塁のピンチに。そして続く4番・吉田に同点適時打となる左翼線えのエンタイトル二塁打を許した。さらに5番・アブレイユにも右前2点適時打されて2点を勝ち越された。

 1―3で迎えた5回も1死満塁で苦手なディバースを迎え、右前に2点適時打された。続くオニールへの死球で再び満塁となり、吉田にも中前2点適時打され、ここでKO降板となった。

 MLB公式HPによると、この日のコールが4回に出した申告敬遠は、無走者の場面としてはヤンキースの球団史上最も早い回で出した申告敬遠となった。

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