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日本ハム・水谷が今季4度目先頭弾 ミスターファイターズ以来26年ぶり快挙に「僕の仕事」

スポニチアネックス / 2024年9月15日 8時41分

<楽・日19>初回、水谷が先頭打者ホームランを放ちチームメートに迎えられる(撮影・篠原岳夫)

 ◇パ・リーグ 日本ハム5―7楽天(2024年9月14日 楽天モバイル)

 高々と舞い上がった白球が左中間スタンドに飛び込むと、満員の敵地からため息が漏れた。水谷が今季4度目の先頭打者アーチ。前回対戦だった先月27日の楽天戦でも早川から先頭弾を放っており、この日も“キラーぶり”を発揮した。

 「僕が1番で求められているのは、ちょこちょこ塁に出ることではない。景気よく一発いった方がチームも勢いづくし、それが僕の仕事の一つでもある」

 初回先頭、しかも初球だった。「ちょっと(バットの)先だったので入るかなと思ったが、入ってもらって良かったです」と、外角高め146キロ直球を力技で運ぶ衝撃の先制パンチ。「ビジターならなおさらアウェーの中で、(観客の)“あぁ…”みたいな。それも気持ち良いので」と、独特の表現で喜んだ。

 今季8本塁打中4本が先頭弾で、シーズン4本以上は球団では「ミスターファイターズ」と呼ばれた98年の田中幸雄以来、26年ぶりの快挙だ。一般的に相手投手の情報が少ない1打席目は難しいと言われ、1番だとなおさらだ。それでも「大まかに(狙い球は)決めている」と、事前準備をした上で冷静に頭の整理ができている証拠でもある。

 前日にはレイエスが主催した野手会に参加。8月度の月間MVPで獲得した賞金で焼き肉をごちそうになり、水谷は「みんなで焼き肉を食べて士気を高めたので、そのパワーが出たと思います」と、感謝した。チームの連勝は2で止まったが、頼りになる切り込み隊長が6年ぶりのCSへ導く。(清藤 駿太)

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