ブレーブス・セール 大谷翔平らド軍圧倒し自己最多タイ17勝 初のサイ・ヤング賞獲得へまた前進

＜ブレーブス・ドジャース＞ブレーブス先発・セール（撮影・沢田　明徳）

　◇ナ・リーグ　ブレーブス10―1ドジャース（2024年9月14日　アトランタ）

　ブレーブスのクリス・セール投手（35）が14日（日本時間15日）、本拠でのドジャース戦に先発。6回5安打1失点と好投し、17先発連続で自責2以下に抑え、1993～1994年のグレグ・マダックス以来の球団最長記録を樹立した。これで自己最多タイの17勝目（3敗）を挙げ、自身初のサイ・ヤング賞獲得へまた一歩前進した。

　初回は大谷翔平に四球を与えたが、次打者ベッツを遊ゴロ併殺打。3番のT・ヘルナンデスには右中間を破られたが、守備の好プレーもあって三塁でタッチアウトにして結果的に3人で抑えた。

　3回にベッツに一時同点の適時打を許したが、その裏に2死満塁からアルシアが走者一掃の適時二塁打を放って勝ち越し。セールは大谷翔平に対しても第2打席は見逃し三振、第3打席は投ゴロと圧倒し、6回まで5安打を許しながら6三振を奪うなど1失点に抑えた。

　メジャー通算136勝を誇るセールは、ここまで両リーグ最多タイ16勝を挙げ、防御率2.35、219奪三振は同トップと圧倒的な成績を残し、自身初のサイ・ヤング賞獲得も視野に入れている。