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阪神・秋山が涙の引退会見 目頭を押さえて虎党、聖地に感謝「本当に大好きな球場。充実した15年間」

スポニチアネックス / 2024年9月15日 14時3分

着席直後に涙を流す秋山(撮影・中辻 颯太)

 阪神・秋山拓巳投手(33)が15日、兵庫県西宮市内で引退会見を開いた。多くの報道陣が詰めかける中、壇上で涙ながらに15年間の現役生活を振り返った。会見が始まると同時に涙があふれ、時折ハンカチで目頭を押さえながら丁寧に言葉をつむいだ。

 「ここ数年、ヒザの痛みに苦しんでいて、何とかもう一度、1軍で…という思いでやってきましたけど、やっぱりファームで過ごしていく中でも、なかなか状態が上がってこず、ここ数年、結果も出すことができていなかったので、ここまでかな、と決断しました」

 2桁勝利を3度マークするなど、順風満帆なシーズンもあった一方で、つらく苦しい時間も長かったタテジマ人生。プロ生活の一番の思い出には、ルーキーイヤーの10年9月12日ヤクルト戦で記録した初完封勝利を挙げた。連日聖地を埋め尽くす虎党、そして甲子園球場にも感謝の思いを述べ「高校野球(愛媛・西条高)の時も声援をもらって、球場全体がタイガースファンに囲まれていて、すごい歓声、声援を感じられる球団で、球場で、そこをホームとしてやれたので、本当に大好きな球場でしたし、ホームとしてやれたという、充実した15年間だった」と感慨深げだった。

 まだ33歳。引退後にやりたいことを問われた右腕は「妻との旅行」と語り「(妻が)韓国が大好きなので、韓国を案内してもらいたいなと思います」とほほえんだ。

 最後は万雷の拍手に送られ、会見場を後にした。

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