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巨人・菅野智之 “スガコバ”の絆は永遠…そして唯一無二「やっぱり大きな存在です」

スポニチアネックス / 2024年9月15日 15時1分

絆深き「スガコバ」。柔らかな笑顔を見せる菅野と小林

 フジテレビの「World Baseballエンタテイメント たまッチ!」(後3・00)が14日に放送され、巨人の菅野智之投手(34)がVTR出演。絶大な信頼を寄せる“あの人”との強い絆について語った。

 タレントの中居正広(52)が番組リーダーを務め、2007年から深夜に不定期放送されているスポーツバラエティー。この日は3月以来今年2度目の放送で、珍しく昼間のオンエアとなった。

 そのなかで番組は、自己ワーストだった昨季の4勝から一転、今季ここまでリーグトップの14勝(2敗)と勝率.875、同2位の防御率1.60という大活躍でチームの首位を支えている菅野に着目。単独インタビューを行った。

 なぜ、たった1年でここまで復調したのか。それには3つの理由があるという。「自分が投げる試合は1個も落とせないって気持ちで投げてます」という菅野。まずは「ストレートが良くなったなっていう感じは(ある)。この数年が悪すぎたせいかもしれないですけど」と直球の改善を挙げた。

 さらに、近年の映像をチェックして「調子が悪くなるべくしてなってたなって」と気づき、シーズンオフに久保康生巡回投手コーチ(66)とともにマンツーマンで徹底的につくり直した投球フォーム。そして、最後に挙げたのが“最高の相棒”小林誠司捕手(35)の存在だった。

 「誠司の場合はもう、200登板ぐらい多分、彼が受けていると思うんで。僕も、だいたいここでこのサイン出るだろうなって思ったらそのサインが出ますし。誠司の考えてることも理解しやすいです」と菅野。そして、小林への揺るぎない信頼とスガコバの絆に思いが止まらなくなった。

 「去年とか、一昨年とか、(小林が)あんまり出場機会に恵まれなかった時でもずっと試合を見て、今日こうだったねとかLINEくれたりとか。ふとジャイアンツ球場とかで会った時に、もうちょっとこういうふうにしたら簡単に抑えられると思うんだけどなぁ…みたいな。ちゃんとこう…見てくれてるっていう。ピッチャーはやっぱりそうやって、そういう言葉をかけられるとうれしいし、ピンチの場面とかで誠司が出したサインとか。あっ、見てくれてるから大丈夫だって。彼を信じて大丈夫だなって思えるし。やっぱりそういうのの積み重ねだと思うので。だから今年のこの成績があると思うので。それだけやっぱり大きな存在です」。

 1989年10月11日生まれの菅野と、1989年6月7日生まれの小林は同学年。菅野は2012年ドラフト1位、小林は翌年の2013年ドラフト1位で巨人入りし、2017年には2人で最優秀バッテリー賞にも選ばれた。今季は菅野の初登板だった4月4日の中日戦(バンテリンD)で2022年6月17日の中日戦(バンテリンD)以来657日ぶりとなるバッテリーを組むと、ここまで全21試合でコンビを組んでおり、7月28日のDeNA戦(横浜)で菅野が3年ぶりの完投&完封勝利を飾った時も一緒だった。2人が試合終了時にかわす笑顔のハグは巨人ファンにとっても宝物だ。

 そんな菅野だが、まだ手にしていないものがある。「僕が入団してからちょうど、その年数、日本一になれてないので。僕自身もたくさん思うところはあるんですけど」。巨人が最後に日本一になったのは2012年で、菅野のルーキーイヤーはその翌年だ。

 それだけに「特に今年はチャンスあると思いますし。監督も代わって、チームも変わって。僕は凄くいいチームだなって今思ってるので」と菅野。「何とかこのチームで…って思ってます」と4年ぶりのセ・リーグ制覇、そして、その先にある12年ぶりの日本一を見据えていた。

 

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