渋谷凪咲 日本の少子化にSNSの子育て動画も関係？「2人目にいく自信を持てない子もいてたり」

渋谷凪咲

　元NMB48のタレント渋谷凪咲（28）が、15日放送のTBS系「ニッポンの未来を占うNEWSショー　キャスター渋谷凪咲と5人の解説者」（後3・00）に出演し、少子化について自身の考えを披露した。

　渋谷が初のニュースキャスターを務め、5人の識者らが日本や世界の抱える問題を解説していく番組。最初のテーマに掲げられたのは、日本やアジア諸国が抱える少子化問題だった。

　日本では昨年1年間に生まれた子供の数が72万7277人と、前年比4万人あまり減少。統計開始以来、過去最多の数字だった。また、女性が生涯に産む「合計特殊出生率」は、東京都で0・99を記録。全国で初めて1を下回った。番組ではさらに、イーロン・マスク氏が「出生率が死亡率を上回るような変化がない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう。世界にとって多大な損失だ」とX（旧ツイッター）につづった言葉も紹介した。日本の置かれた現状に、渋谷は「こんなに日本がなくなるくらいまで深刻だとは思ってませんでした」と驚きを口にした。

　その上で渋谷は、若い母親たちの現状について、SNSの影響も踏まえながら語った。SNSの発達で「美容とかも気を付けるようになった」と指摘。それだけなら好影響でもあるが、「1人出産して、“スタイルが変わるから、またダイエットしなきゃあかんから、それが嫌やから2人目を産まへん”とか言っていて」と、自身に近い人の声を紹介した。

　また、子育て動画の中のママと、自分を比較し、自信をなくしてしまう人もいるという。「SNSできれいな離乳食とか、すてきな子育てを発信しているのを見て、“自分自身はこんな子育てをできていないということは、愛情を持てていないんじゃないだろうか”とか、“ダメなお母さんなんじゃないか”と悩んで、2人目にいく自信を持てない子もいてたりした」。そんな実態を近くで目の当たりにしている渋谷は、「SNSの情報社会だったりというところの劣等感、プレッシャーが良くないなと」と、自分なりの意見を口にした。