広島ドラ1・常広 球団新人7年ぶりプロ初登板初先発初勝利 5回1失点 打線も爆発、連敗6でストップ
スポニチアネックス / 2024年9月15日 21時37分
◇セ・リーグ 広島10-2DeNA(2024年9月15日 マツダ)
広島は15日、DeNAに10-2で大勝。プロ初登板初先発となったドラフト1位・常広羽也斗投手(22)が5回7安打1失点でプロ初勝利を挙げた。球団の新人初登板初勝利は17年加藤(矢崎)拓也以来7年ぶり。打線も2桁安打2桁得点と爆発し、連敗を6で止めた。
初回から毎回走者を背負いながらの投球。3回に無死二、三塁のピンチで1点を失ったが、菊池のファインプレーにも助けられて最少失点に抑えた。5回も山本への死球などで2死満塁のピンチを招いたが、無失点でしのいだ。
打線は初回、5番・小園の右中間適時二塁打で2点を先制。矢野、末包、菊池と4連打でこの回4点。2回には押し出し四球で1点、さらに4回には再び小園、矢野の連続適時打で7-1とリードを広げた。
常広は5回にまわってきた打席で代打・磯村を送られた。
その後も攻撃の手をゆるめず、6回には菊池の9号3ランが飛び出して着実に加点した。
常広は大分出身。県内屈指の進学校である大分舞鶴で甲子園出場経験はなし。指定校推薦で入学した青学大で昨年、東都リーグ春秋連覇、全日本大学野球選手権を制覇し、名門復活に貢献。最速155キロの直球にフォーク、カーブなどを制球良く操る本格派右腕として下村海翔投手(阪神ドラフト1位)と両輪を担い、ドラフトでは2球団競合の末に広島が交渉権を獲得した。
2月の春季キャンプ後から3軍で投球技術や体力面を含めた強化、矯正に取り組んできた。5月7日のウエスタン・リーグ阪神戦で実戦デビューして以降は、2軍で実戦登板を重ね、今月8日の同ソフトバンク戦では9回116球を投げ、8安打無失点で初の完投勝利を完封で飾る快投。大事な終盤戦でチャンスが巡ってきた。
▼常広 ファームでやってきたことが出せたと思うので、良かった。序盤に先輩方が大量点をとってくれたので自分らしく腕を振れた。まだまだボールが荒れる場面もたくさんあるけど、それも含めて自分らしいピッチングができた。初回の入りはストレートが良くて、あれをまた続けられるようにしたい。何もなく5回投げられたので、次も5回以上投げられるように。(小園と菊池の好守)今まではテレビで見てたので…ほんとに頼りになるなと思いました。これからもまた勝ちを積み重ねたい。
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