オリ・宮城 引退表明の比嘉に「誰もがお父さん、お兄ちゃんと感じるような性格で見習いたい」

＜オ・ソ＞先発した宮城（撮影・長嶋　久樹）

　◇パ・リーグ　オリックス0―3ソフトバンク（2024年9月15日　京セラD）

　オリックスは宮城の気迫の投球も実らず、5連敗で4年ぶりにソフトバンク戦のシーズン負け越しが決まった。借金は今季最多タイ11。15年以来、今季21度目の零敗を喫した中で8回を4安打無失点の熱投だ。目標の規定投球回到達への“ノルマ”を達成した。

　「前回8回途中で降りてしまって、ちょっと悔いが残る投球だった。今回は8回投げ切れたんでよかった」

　登板の際には今季限りでの現役引退を発表したT―岡田と安達の登場曲を使用し、敬意を表した。この日には同じ沖縄出身の先輩でもある比嘉も引退を表明。「準備の大事さや、後輩への声のかけ方。誰もがお父さん、お兄ちゃんと感じるような性格で見習いたい」。見事な力投で防御率も1・96。残り23回1/3を投げれば規定投球回にも到達する。残された登板はあと3回の予定だ。