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阪神・佐藤輝 ツバメキラーが弾丸14号「強い打球を打つ気持ちで」球団トップタイ打球速度178キロ

スポニチアネックス / 2024年9月16日 5時16分

<神・ヤ>2回、同点ソロを放つ佐藤輝(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神2―1ヤクルト(2024年9月15日 甲子園)

 阪神・佐藤輝が放った痛烈な弾丸は、熱狂の右翼席へと突き刺さった。0―1の2回、カウント2―1から先発の高梨の浮いたフォークを攻略。失速なき白球は、同点の14号ソロとなった。今季14本塁打中、半数の7本がヤクルト戦。自慢のバットでツバメを撃ち落とした。

 「しっかり強い打球を打つという気持ちで打席に入った。(スタンドへ)入ってくれてよかった」

 幾度となくスタンドインを阻まれた右翼から左翼方向へ吹く「浜風」も関係ない。大型スクリーンに表示された打球速度178キロは球団日本人最速の数値。規格外の25歳のド派手な弾道が、伸び盛りの21歳・前川の決勝本塁打を誘発した。

 「右京もよく打ってくれた。頼もしくて、浜風の中でもホームランを打てるパワーがあるので、もっともっと打ってほしい」

 公私ともに仲が良いW大砲による鮮烈な連続弾。誰より佐藤輝自身が、この競演を待ちわびた。キャンプ、オープン戦と快音を残し、開幕から1軍で奮闘する前川に春先、佐藤輝はある言葉を掛けた。「打てなくても気にするな」。開幕左翼をつかみながら、代打での1打席に生き残りを懸ける日々もあった。結果に一喜一憂することなく、持ち前のフルスイングを貫いてほしい一心で、若虎を陰ながら支えた。先輩の金言で己を取り戻した若虎も懸命に安打を量産し、優勝争いの真っただ中で中軸を担うまでになった。残り11試合の死闘も、二人三脚で戦い抜くつもりだ。

 「負けられない戦いが続きますが、ファンの応援を借りながら頑張っていきたい」

 前日14日の「アレ記念日」に続く「9・15」は21年前、星野阪神が歓喜に沸いた日だ。当時4歳だった輝明少年は今、2リーグ制以降では球団初の連覇へと歩を進める。残り11試合。「もちろん勝つ」。必勝を期し、再び浜風を切り裂く。(八木 勇磨)

 ≪ロハスに並ぶチーム最速の打球速度≫佐藤輝(神)の2回14号ソロの打球速度178キロは自身の甲子園本塁打30本の中で最速。球団が甲子園本塁打の詳細データ公開を始めた21年以降でも、21年10月17日広島戦7回のロハスに並ぶチーム最速となった。

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