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ロサンゼルスタイムズ紙のコラムニストが先発投手陣崩壊の責任は編成本部長にあると指摘 賭けに失敗

スポニチアネックス / 2024年9月16日 7時17分

ドジャース・グラスノー

 ロサンゼルスタイムズ紙のベテランコラムニスト、ビル・プラシキ記者が15日(日本時間16日)に、ドジャースの先発投手陣崩壊の責任はアンドリュー・フリードマン編成本部長にあると指摘している。

 エースのタイラー・グラスノーは右ひじのケガで、デーブ・ロバーツ監督は今季の残り試合を欠場する可能性が高いと明かした。これにより、ポストシーズンを前に、健康でメジャーで実績のある先発投手はジャック・フラーティだけになった。

 山本由伸はおそらくポストシーズン2番手になるが、この3カ月で4イニングしか投げておらず、メジャーのポストシーズン経験もない。ウォーカー・ビューラーが3番手かもしれないが、今季1勝5敗で防御率5.95。クレイトン・カーショーが4番手かもしれないが、肩の手術からの復帰に加え、足の指を痛めている。ボビー・ミラーも可能性があるが、今季2勝4敗、防御率8・17だ。ランドン・ナックは新人で公式戦で10試合の先発経験しかなく、プレーオフのような試合を経験したこともない。

 ドジャースには素晴らしい打線があり、ポストシーズンで1試合で少なくとも5点を取る能力がある。しかし古くからの格言は今も真実で、「チャンピオンシップを勝ち取るのはピッチング」なのだ。

 ドジャースは昨オフ、大きな賭けをした。キャリアを通してケガの多かったグラスノーに1億3650万ドルの大型投資。結果22試合で、9勝6敗、防御率3.49、イニング数、三振数でキャリア最高の数字を残した。しかし、グラスノーは結局はグラスノーでしかなく、壊れやすい投手のままだった。野球界のほとんどの人が理解していたのに、ドジャースは理解していなかった。

 アンドリュー・フリードマン編成本部長は彼の素晴らしいキャリアの中で最も悪い投資の一つを行った。「グラスノーは今後数年間でうちで多くの先発登板を果たしてくれるだろう。努力する投手だ。私たちは多くの時間をかけて調査してきた。これが私たちの賭けです」と言ったが、賭けは失敗だった。

 フリードマンは素晴らしい打線を作ってきたが、このままだと3年連続でその打撃力が無駄になる。フリードマンのドジャースはどうしても投手陣の問題を解決できない。プラシキ記者は数日前に大谷翔平を登板させるべきと提案したばかりだ。

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