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巨人・阿部監督「ボク動揺してますって見せてどうすんだ、お前」 “らしい”言葉で赤星祝福

スポニチアネックス / 2024年9月16日 17時55分

<巨・中>中日に勝利し赤星らナインをタッチで迎える阿部監督(右)(撮影・会津 智海)

 ◇セ・リーグ 巨人7―1中日(2024年9月16日 東京D)

 巨人の阿部慎之助監督(45)は“らしい”言葉で今季初勝利を挙げた3年目右腕・赤星優志投手(25)を祝福した。

 ここまで0勝7敗だった先発右腕・赤星は6回3安打1失点と好投。45日ぶり今季9度目の先発&20試合目の登板で昨年10月3日の中日戦(バンテリンD)以来349日ぶりとなる今季初勝利を挙げた。

 まずは「いやぁー、だいぶ時間かかりましたけど、いいところでね、1勝してくれたと思います」とした阿部監督。だが、手放しで絶賛とはいかなかった。

 赤星は2―0で迎えた6回、先頭の8番・板山に真ん中付近へ入った初球フォークボールを右翼スタンド中段まで運ばれ、1点差。続く相手先発投手の9番・松木平には3球連続ボールを与え、動揺している様子が明らかだった。それでもフルカウントまで持ち込み、最後はなんとか真ん中直球で見逃し三振に打ち取った。

 ここで杉内投手チーフコーチがマウンドへ。一呼吸入れたあとで岡林に遊撃内野安打を打たれた。だが、2死一塁から岡林の二盗を岸田が阻止。赤星のワンバウンドしたフォークボールを素早く拾い上げての好送球でピンチを救った。

 この場面について、岸田の二盗阻止については「いやもう、あれで完全に流れがこっちに来たなっていうのはありましたね。スーパープレーだったと思います」と称えた阿部監督。

 だが、赤星については「ホームランを打たれたあとにボール、ボール、ボールってなったからね。“ボク動揺してます”って見せてどうすんだ、お前って言ったんだけど」と“らしい”言葉を口にしたうえで「そこを乗り越えたので大きな1勝になったと思います」と喜んだ。

 福永を中飛に打ち取って2死一塁となり、次打者は左打者の3番・川越。左腕投手にスイッチしてもおかしくない場面だったが、「いやいや、考えていなかった」とここでの投手交代は頭になし。川越と勝負しつつ、岸田の二盗阻止でこの回を終えて赤星が戻ってくると、自らベンチに座った赤星のもとに行ってグータッチでねぎらっていた。

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