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巨人・岸田行倫 初のV争いに「試合前、凄い緊張感」も「一生懸命頑張りたい」 攻守に大活躍

スポニチアネックス / 2024年9月16日 20時18分

<巨・中>ファンとハイタッチをかわす岸田 (撮影・西川祐介)

 ◇セ・リーグ 巨人7―1中日(2024年9月16日 東京D)

 巨人の岸田行倫捕手(27)が16日の中日戦(東京D)で攻守に活躍し、チームをセ・リーグ一番乗りの今季70勝目へとけん引した。

 8番に入り、3試合ぶり今季68度目のスタメンマスク。先発右腕・赤星とは開幕から9試合連続での先発バッテリーとなった。

 そして、初回から直球主体の強気な好リードで赤星を引っ張り、6回3安打1失点の好投へと導くと、1点差に迫られた6回には2死一塁の場面で一走・岡林の二盗を阻止。その裏には自ら適時打も放つなど2安打1打点とバットでも活躍した。

 俊足・岡林の二盗を阻止した場面は、ワンバウンドした赤星のフォークボールを素早く拾い上げ、矢のような送球。バッテリーそろって上がったお立ち台では赤星に「ありがとうございます」と脱帽して頭を下げられ、うれしそうに笑った。

 赤星は試合前まで開幕7連敗中だったが、45日ぶり今季9度目の先発&今季20度目の登板で6回3安打1失点と好投。昨年10月3日の中日戦(バンテリンD)以来349日ぶりとなる待望の今季初勝利をつかんだ。

 お立ち台では「真っすぐの走りも状態良くて。やっぱずっと赤星と組んでて勝ててなかったんで、きょうはなんとしても勝ちたくて。いい真っすぐを信じてリードしました」と初回から最速151キロを計測するなど直球中心の強気のリードについて語った岸田。

 自身の打撃については「点はやっぱナンボあってもいいんで、はい。あそこはタイムリー打てて良かったです」とし、ここまで捕手陣のなかで一番多くスタメンマスクをかぶり、厳しい優勝争いが続いていることについても「まずは目の前の1戦1戦を必死に戦って。優勝争いは僕自身、初めてなんで。試合前、凄い緊張感なんですけど、与えられたところで一生懸命頑張りたいと思います」とひょうきんな“円陣番長”の顔を封印し、最後まで真面目な表情で話していた。

 ▼阿部監督 (岸田の二盗阻止は)いやもう、あれで完全に流れがこっちに来たなっていうのはありましたね。スーパープレーだったと思います。

 

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