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西武ドラ1・武内 初完封!圧巻7回まで完全投球 球団新人「1―0」完封は松坂以来

スポニチアネックス / 2024年9月17日 5時34分

<西・ロ>9回2死一、三塁、角中を一塁ゴロに取りバンザイする武内(撮影・長久保 豊)

 ◇パ・リーグ 西武1―0ロッテ(2024年9月16日 ベルーナD)

 大記録が途絶えても冷静だった。西武のドラフト1位左腕・武内は7回まで完全投球。新人初の快挙を予感させ、独特の雰囲気の中で8回へ。先頭のソトに左前打を浴びたが「いつかは打たれると思っていた。すぐに切り替えられた」と振り返る。集中力を切らすことなく被安打3、1四球でプロ初完投初完封で、球団新人左腕最多の8勝目を挙げた。

 「ピンチを楽しむ」が武内のモットーだ。1―0の9回2死一、三塁。代打・角中を一ゴロに斬った116球目の内角直球が、この日最速の148キロを記録した。鋭く変化する得意のツーシームもさえ、打者31人中、20人が初球ストライク。「楽しむと言い聞かせて投げた。終盤に(球速が)落ちていくタイプだけど今日は上げられた」と振り返る。5度の足踏みで約1カ月、白星が付かない状況でもランニング量を増やすなど、体にムチを入れてきた成果が出た。

 新人の「1―0完封」は球団では99年4月27日ロッテ戦の松坂大輔以来の快挙。再び規定投球回に達し防御率2・19はリーグ2位だ。

 目標の新人王に大きく前進する1勝に「この時期に勝てたことはうれしい。残りも目の前の打者に集中して投げていきたい」と笑顔。低迷するチームの中で輝きを放ち続ける黄金ルーキーがまた一つ、階段を上った。(福井 亮太)

 ≪球団新人左腕の最多勝利≫武内(西)がプロ初完封。チーム新人の完封は16年8月11日日本ハム戦の多和田真三郎以来だが、1―0では99年4月27日・ロッテ戦の松坂大輔以来6人目(7度目)で、左腕では西鉄時代の56年6月13日・高橋戦の畑隆幸以来68年ぶり2人目。なお新人に限らずチームの左腕の1―0完封は、他に88年4月9日・南海戦の工藤公康しかおらず3人目。また今季8勝目となり、前記の畑ら4人の7勝を抜く、球団新人左腕の最多勝利にもなった。

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