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巨人・赤星 待望今季初勝利 チームはリーグ最速70勝で貯金15 18日にもマジック点灯

スポニチアネックス / 2024年9月17日 5時34分

<巨・中>ファンとハイタッチをかわす赤星(撮影・西川祐介)

 ◇セ・リーグ 巨人7―1中日(2024年9月16日 東京D)

 首位を走る巨人は16日、中日戦に7―1で快勝。先発した赤星優志投手(25)が6回3安打1失点、7奪三振の好投で20度目の登板にして自身の開幕からの連敗を7で止め、待望の今季初勝利を手にした。下位チームとの2連戦を2連勝で終えて貯金を今季最多タイの15に戻し、リーグ最速で70勝に到達。18日にも4年ぶりのリーグ優勝に向けたマジックが点灯する。

 苦しんだ末に自分の手でつかみ取った1勝は格別な味がした。今季20度目の登板にして、ようやく今季初勝利を手にした赤星は「うれしい。一人一人、勝負する気持ちだった」と胸をなで下ろした。

 先のことは考えなかった。「3、4回でバテて代わってもいい」という気持ちで全力で腕を振った。初回は16球中、変化球はわずか4球。2番・福永、3番・川越をいずれも直球で空振り三振に斬った。2回も直球主体の投球で4番・石川昂、5番・宇佐見まで4者連続三振。3回を完全投球の完璧な立ち上がりでリズムに乗り、6回1失点にまとめた。

 言い訳をしなかった。開幕からロングリリーフなども務めているユーティリティー右腕だが、先発で7連敗。5回以上で3失点以下の登板が6度もあったが、打線の援護に恵まれなかった。それでも「勝ちがついていないのは内容が良くないから。5回で降りることがほとんどなので、それでついたらラッキーです」と言っていた。

 すがらなかった。過去19試合で防御率3・36ながら白星に恵まれず、周囲からは「おはらい」や勝負運を上げるために神社に行くことも勧められた。それでも「行って勝ったら、また次も行かなければならなくなる」と興味を示さず。神頼みはせずに自分の力を信じ、負の呪縛を解いた。

 意気に感じないはずがなかった。試合前、杉内投手チーフコーチから「(阿部)監督が“あいつに何とか1勝させたい”と言っていた」と伝えられた。後半戦開始前にも指揮官から「お前が3、4勝したら優勝できる」と言われていた。優勝争いの大事な一戦で期待に応え、阿部監督も「いいところで1勝してくれた」と評価した。

 18日にも優勝マジックが点灯する。赤星は「与えられたところで今日のように思い切り投げたい」と力を込める。シーズン最終盤。何でもこなす男が、輝きを増していく。(小野寺 大)

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