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DeNA「祐大のために」18安打11得点 同い年主将・牧弾で一丸 今季絶望の正捕手ユニをベンチに

スポニチアネックス / 2024年9月17日 5時34分

<広・D>マツダスタジアムでの最終戦を終え、離脱した山本のユニホームを手にあいさつをする牧(右)と伊藤光(撮影・平嶋 理子)

 ◇セ・リーグ DeNA11―2広島(2024年9月16日 マツダ)

 残り試合の合言葉が決まった。祐大のために――。初回1死。DeNA・牧は強い気持ちを胸に最初の打席に立った。森下の外角低めのフォークを振り抜く。先制の21号ソロは、左翼席に消えた。

 「祐大のためにというのはあった。昨日も負けたので先制点が取れたことも良かった」

 CS進出を争う3位・広島との2連戦の2戦目。前日は投手陣が2桁失点で大敗を喫し、2ゲーム差に後退していた。牧の一発で火が付いた打線は、相手投手陣に18安打を浴びせて今度は2桁得点を奪って大勝。再び1ゲーム差に接近した。

 前夜、試合後のチーム宿舎に衝撃が走った。牧にとっては同じ98年生まれで仲が良い正捕手・山本の右尺骨骨折が判明。5回に常広から右手首に死球を受け、病院に直行していた。7回に5番手で登板した伊勢が秋山に死球を与えた際は敵将の新井監督が激高するなど乱闘騒動にまで発展。一夜明けて絶対に落とせない試合に向け、牧はナインと話し合ってベンチに山本の背番号50のユニホームを飾った。代役で先発マスクをかぶった17年目の伊藤も2回の決勝打を含む3安打2打点。「祐大が出ないから負けたと言われたくなかった」と頼もしかった。

 三浦監督は「前日に死球を受けてベンチに(治療で)戻った時に“出ます”と言った。それはさすがに止めた」と山本とのやりとりも明かし「祐大とも一緒に戦っている」と残り16試合を見据える。「祐大は多少のケガでも出続けた。だから出場する選手も気持ちが引き締まった」と牧。正捕手の離脱は痛いが、チームの一体感は増した。(大木 穂高)

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