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ドジャース・大谷 マジック消滅ご免!申告敬遠から一気7点快勝 ヒリヒリ9月ラストスパートM10

スポニチアネックス / 2024年9月17日 1時33分

<ブレーブス・ドジャース>9回、フリーマンの適時打で生還した大谷(右)はロバーツ監督とハイタッチ(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ ドジャース9-2ブレーブス(2024年9月15日 アトランタ )

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が15日(日本時間16日)、「1番・DH」で出場したブレーブス戦で2本の適時二塁打を放ち、2安打2打点で逆転勝利に貢献した。申告敬遠された同点の9回は2番のムーキー・ベッツ内野手(31)が勝ち越し打を放つなど、7得点。負ければ消滅の危機を回避した地区優勝マジックは、1つ減り10となった。史上初の「50―50(50本塁打、50盗塁)」は足踏みも、いよいよカウントダウンに突入する。

 右翼の守備位置で、絶賛した。スポーツ専門局ESPNによる全米中継。2回、マイクをつけて放送席からの質問に答えたのはベッツだ。「このレベルで“自分よりはるかに優れている選手”と言えるのはめったにない。彼は誰よりも優れた選手」。彼とは大谷のことだった。

 2―2の9回2死三塁で大谷が申告敬遠。続くベッツが中前決勝打を放ち、T・ヘルナンデスからの3者連続本塁打含む5連打など6安打7得点で勝負を決めた。「僕が投手でも(大谷とは)勝負しない。何とか結果を出せて良かった」。そう言ったベッツは3日エンゼルス戦でも、タイブレークの延長10回2死二塁から大谷の申告敬遠の後、左越え3ラン。大谷が「うちとしては一番、良い形で勝てた。エンゼルス的には一番嫌な形で得点されたのかな」と振り返ったような攻撃だった。これで今季、大谷敬遠後の打者は8打数5安打9打点となった。

 18年MVPの強打者ベッツとの勝負を選んでまで敬遠される存在。デーブ・ロバーツ監督は「地球上に1人か2人いるかもしれない。1人はニューヨークにいて、もう1人はこのクラブハウスにいる」とヤンキース・ジャッジと大谷を挙げた。大谷は0―2の5回2死一、三塁、右腕モートンから右翼線に114・4マイル(約184キロ)の高速適時二塁打。1―2の7回2死一、二塁では、左腕リーの外角スライダーを右手一本で拾うように同点の右翼線二塁打を放った。「大谷の恐怖」が勝利につながったのは疑いようもなかった。

 通算3000安打し、慈善活動中に飛行機事故で死去したロベルト・クレメンテを称える「ロベルト・クレメンテ・デー」。試合前、指揮官はミーティングを開いた。クレメンテの功績を伝えつつ最近5試合で1勝4敗のナインを「このチームを信じている。これからも良い野球を続けよう」と鼓舞し、連敗脱出に導いた。

 「50―50」には3試合連続で足踏みとなった大谷だが、32二塁打は自己最多で、リーグ2位の106打点はトップに3差。捕手バーンズが右足親指の打撲で離脱見込みとなり、故障者続出は止まらない。3試合を残す2位パドレスとは3・5ゲーム差のままも、残り13試合で地区優勝マジック10。「ヒリヒリする9月」を感じながら、大谷がラストスパートに入る。(柳原 直之)

 ≪ド軍42年ぶり最多記録 3度目3者連発≫大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によれば、ドジャースの同一1シーズン3度目の3者連続本塁打は82年のブルワーズに並ぶ、42年ぶりの最多記録。今季は8月31日のダイヤモンドバックス戦の初回に大谷、ベッツ、フリーマン、今月11日のカブス戦の初回もエドマン、スミス、マンシーで記録していた。また、大谷は自己最多を更新中の打点を106とし、03年の松井秀喜と並ぶ日本選手歴代3位タイとした。

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