カブス・今永昇太がメジャー1年目で規定投球回をクリア アスレチックス戦先発で2回無失点

アスレチックス戦に先発したカブス・今永（AP）

　◇インターリーグ　カブス ― アスレチックス（2024年9月16日　シカゴ）

　カブス・今永昇太投手（31）が16日（日本時間17日）、本拠でのアスレチックス戦に先発。2回2死となった時点で今季の投球回数が162イニングに達し、このまま試合が成立すれば規定投球回クリアとなる。日本人投手で1年目の規定投球回クリアは野茂英雄、吉井理人、松坂大輔、黒田博樹、ダルビッシュ有、前田健太、千賀滉大に続き8人目。

　初回は先頭打者のウィルソンに初球の外角直球を右翼線へはじき返される三塁打を浴びたものの、1死一、三塁から4番・ランゲリアーズを遊直、5番・ゲロフを三ゴロに打ち取り無失点。1-0とリードして迎えた2回は1死から左前打を打たれたが、8番のネビンからスプリットで見逃し三振を奪い、規定投球回に到達。次打者は左直でこの回も無失点とした。

　前回登板は10日（同11日）のドジャース戦に先発。ド軍の山本由伸投手と日米を通じて初めて投げ合い、3本のソロを被弾も大谷翔平投手を3打数無安打に抑え、7回3失点で13勝目を挙げた。その時点で今季の投球回数が160回3/1となり、「（規定投球回は）達成したい、とずっと言ってきた。もう少しのところまで来ている」と意欲を示していた。