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山本由伸「すごく感覚良かったわけじゃない」ピンチ連続も4回無失点 キケ好返球に「あれより良い球ない」

スポニチアネックス / 2024年9月17日 11時24分

試合後、取材に応じるドジャース・山本(撮影・柳原 直之)

 ◇ナ・リーグ ドジャース9-0ブレーブス(2024年9月16日 アトランタ)

 ドジャースの山本由伸投手(26)が16日(日本時間17日)、敵地でのブレーブス戦に先発。毎回、得点圏に走者を背負ったが味方の好守備にも助けられ、4回無失点だった。最速は96・6マイル(約155・5キロ)を計測した。

 試合後、山本は「ずっとピンチの投球にはなってしまったんですけど、しっかり落ち着いて1人ずつと対戦することを意識して投げました」と投球を振り返った。

 そして、投球内容について「すごく感覚が良かったわけじゃないんですけど、何とか工夫しながらピッチングができたと思います」とし「狙ったところにはあまり投げられなくて四球も出しましたし、少し甘くなって長打が出たりというボールもあったので、そこはしっかり修正して、もちろん原因は自分が一番よく分かってますし、こういう登板もよくあることなので、また次の試合に向かってしっかり練習していけたら」と前を向いた。

 それでも、故障前と比較し「いいボールはすごく増えていると思いますし、登板を重ねるごとにしっかり自分のボールを投げられる回数が増えているかなと思います」と手応えを口にした。

 さらに、3回にはエドマン-K・ヘルナンデスの中継プレーで走者を本塁で刺す場面もあり「守備に助けられて何とか無失点で切り抜けられた。もう本当に完璧なバックホームが来たので、あれより良い球はないぐらいの素晴らしいプレーだったと思います」と賛辞を惜しまなかった。

 立ち上がりは2四球などで2死一、三塁のピンチを背負ったが、5番・ロレアノを三ゴロに仕留め、無失点。2回も先頭・マーフィーに二塁打を許したが、後続をきっちり断って本塁を踏ませなかった。

 3回は先頭・ハリスに左前打を許すと、続くソレアには中越え二塁打を浴びた。この安打で一塁走者・ソレアが一気に本塁突入。ただ、ドジャース野手陣が中堅・エドマンから二塁、K・ヘルナンデスとつなぐ中継プレーで本塁へバックホーム。間一髪のところでソレアを刺し、得点を与えなかった。

 4回も先頭・ロレアノに右翼フェンス直撃の三塁打を許し、いきなりピンチを背負った。それでも続くマーフィーをこの日、初めて投じたスライダーで空振り三振。さらにアルシアを遊ゴロに打ち取ると、ウルシェラも遊直に仕留め、最大のピンチも無失点で切り抜けた。

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