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東大卒の須山が勝ち越し!国立大卒力士で史上初の幕下昇進が確実に「目標達成できたのはよかった」

スポニチアネックス / 2024年9月17日 13時57分

<秋場所10日目>阿龍(左)をすくい投げで破った須山(撮影・島崎忠彦)

 ◇大相撲秋場所10日目(2024年9月17日 東京・両国国技館)

 史上初の東大卒力士で西三段目10枚目の須山(26=木瀬部屋)が阿龍(21=中村部屋)を破って4勝目を挙げ、4場所連続の勝ち越しを決めた。

 立ち合い鋭く当たって狙い通りのもろ差しになると、相手の左小手投げで体勢が崩れたが、土俵際で残って左からうっちゃるように豪快なすくい投げを決めた。「覚悟を決めていきました」と臨んだ勝ち越しの懸かる一番。「何とか体を入れ替えました」。執念で大きな白星をつかんだ。

 3場所連続で自己最高位を更新し続けて臨んだ今場所。西三段目10枚目で勝ち越したため、来場所の幕下昇進がほぼ確実となった。入門時から「3年以内で幕下昇進」を目標に掲げており、2022年夏場所の初土俵から2年半での有言実行となる。「とりあえず3年で幕下に上がるという目標達成できたのはよかった」と安どの表情を見せた。

 8月は、兄弟子の十両・紫雷(32)の付け人として初めて巡業に同行。申し合い稽古にも連日積極的に参加し「いつもと違う人とやることで(自分の)意外と得意なこととか苦手なこととかが見つかった」と新たな学びも得た。幕下で戦っていくための今後の課題は、入門時から常々挙げている増量。現在の体重は118キロで「ひとまず九州場所までに120キロ。完成形は130キロぐらい」と目標設定した。

 国立大出身力士の歴代最高番付は、埼玉大中退で現三段目の庄司(30=武蔵川部屋)の東幕下43枚目。卒業に限れば、琉球大卒の一ノ矢(現・高砂部屋コーチ)の東三段目6枚目。国立大卒力士の最高位更新とともに、国立大卒で史上初の幕下昇進がほぼ確実となった。

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