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パドレス・ダルビッシュ 野茂超え日米通算202勝 歴代最多の黒田にあと1 6回3安打零封で6勝目

スポニチアネックス / 2024年9月18日 1時33分

<パドレス・アストロズ>6回無失点で今季6勝目を挙げたパドレス・ダルビッシュ(AP)

 ◇インターリーグ パドレス3-1アストロズ(2024年9月16日 サンディエゴ)

 ドジャースとの地区優勝争いが白熱する終盤戦で、パドレス・ダルビッシュが完全復活した。強力アストロズ打線を6回3安打無失点に封じて、今季6勝目、日米通算202勝目(日本93、米国109)を挙げた。野茂英雄氏を抜き、日米通算では歴代最多となる黒田博樹氏にあと1勝と迫った38歳右腕は「200勝からは特にそういう意識はなくなった。ただ自分のやることに集中している」と、エースの役割を全うした。

 緩急をつけた配球が光った。「いいアプローチをしてくるチーム。特に右打者は絶対に変化球を狙ってくるのは分かっていた」。5回2死一、二塁では主砲アルテューベをツーシームで遊ゴロに仕留め、反撃を許さなかった。ドジャース時代の17年ワールドシリーズではサイン盗みに遭い、2試合続けて序盤でKOされて敗れた因縁の相手。「ツーシームがいいところに決まり変化球を生かせた」と納得の79球だった。

 6月に左股関節痛で負傷者リスト入り後、7月には家族に関する個人的な事情で制限リスト入りして離脱した。4日のタイガース戦から戦列復帰。5回2失点だった前回10日のマリナーズ戦に続き2連勝を飾り、本来の姿を取り戻しつつある。

 前半戦を貯金1で折り返したチームは、後半戦は快進撃を続け貯金を21に増やした。ワイルドカード争いではトップで、地区首位ドジャースとの差は3・5ゲーム。「自分の状態が良くなっても気を抜かないようにしていかないと」と引き締め、残り11試合で逆転優勝を目指す。

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