志穂美悦子「夢がかなった」中秋の名月に生けた花と歌をささぐ 薬師寺でシャンソン6曲 次はビルボード!
スポニチアネックス / 2024年9月18日 5時1分
長渕剛(68)の妻でシャンソン歌手、花創作家の志穂美悦子(68)が中秋の名月の17日、奈良・薬師寺で行われた観月会に参加した。自身で生けた花をバックに歌を奉納。「愛と平和、自由」をテーマにエディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」など6曲を堂々と歌い上げた。
仏教で高貴な色とされる紫色のバンダや黄色のオンシジウム、緑色の菊など200本を生けた。奈良県内から集めた流木と組み合わせ、月の船を思わせる神秘的なアレンジ。薬師寺で献花するのは2014年に国宝東院堂を歴史上初めて花で装飾して以来、10年ぶりとなった。
スパンコールが輝く白いドレス姿。法要中は雲に隠れていた月が、登場するや歓迎するように姿を現した。西遊記の三蔵法師のモデルとなった実在の僧侶、玄奘(げんじょう)三蔵像を見つめ、ピアノに合わせて歌に思いを乗せた。
薬師寺から観月会のオファーを受けたのが5月。その翌6月に鬼無里(きなさ)まりとして歌手デビューした。「花を生けること、歌うこと。2つの表現をしているからこそ、いつか自分が生けたお花の前で歌えたらと思って一歩踏み出しました。夢がかなった」と声を震わせた。三蔵法師が月の光を頼りにシルクロードを旅したことに触れ「奇麗なお月さまの前で歌わせていただいて、しっかりやりなさいと背中を押されている気持ちです」と感謝。月から届いた光は、唯一無二の道を示しているようだった。
アンコールでは、シャンソンに魅了された20代の思い出の曲「ろくでなし」を集まった300人と一緒に合唱した。
志穂美にとって9月17日は、同じ奈良の天川村にある天河大弁財天社で長渕と挙式した大切な日でもあった。今後の目標を聞くと「ビルボードでのライブとか、やりたいことはたくさんあります」と笑顔。月にさらなる飛躍を誓っていた。(西村 綾乃)
≪“歌の師匠”夫・長渕剛に「恥じないため力尽くす」≫長渕は現在、全国ツアーを開催中。これまで志穂美は夫のツアーに同行してきたが「旦那のツアーに付いて行かれないくらい全ての時間を注いでいる」と、今回は自身の活動に集中している。「37年間、歌に取り組む姿勢を見てきた。歌の師匠に恥じないために、全ての力を出し尽くしたい」と意気込んだ。
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