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横浜 7失点大敗 日本勢歴代ワーストでACLE初戦飾れず 公式戦初先発GK寺門「力不足」

スポニチアネックス / 2024年9月18日 4時35分

横浜・ハッチンソン監督

 アジアのクラブ最上位大会として刷新されたアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)は17日に東地区1次リーグが各地で開幕。昨季ACL準優勝の横浜はアウェーで光州(韓国)に3―7で大敗した。FWエウベル(32)が2得点を挙げたものの、1―2で迎えた後半に5点を失うなど守備が崩壊し、7失点は日本勢の大会ワースト記録。神戸はアウェーでブリラム(タイ)と0―0で引き分けた。

  アジア制覇への道はやはり険しい。あと一歩で優勝を逃した前回大会の悪夢から約4カ月。横浜は悲願の頂点を目指し、再出発したが出はなをくじかれた。過去にACL出場経験がなく、Kリーグ中位の光州にまさかの大量7失点は日本勢歴代ワースト記録。ハッチンソン監督は「サポーターやクラブ、選手に対して申し訳ない。メンバーも戦術も自分が決めた。結果は全て自分の責任だ」と謝罪した。

 不運も重なり、指揮官の積極采配が裏目に出た。GKは出場停止処分中のポープ、コンディション不良の飯倉に代わり、21歳の寺門を公式戦初先発に抜てき。ハッチンソン監督は「若いが素晴らしいGK」と自信を持って送り出したものの、今季公式戦は今月のルヴァン杯で途中出場しただけ。前半2分に先制を許すと、その後も勢いに乗った相手を止めることができず「力不足。チームを救えなかった」と責任を口にした。

 守備の寄せが甘く同15分までに2失点すると、狂った歯車が止まらない。「前半の入りから球際で完全に負けていた」と上島。荒れた芝で本来のパス回しが滞り、攻撃のテンポが上がらない。終盤には途中出場から間もないDFエドゥアルドが一発退場となった。

 それでも、エウベルが2得点を挙げ、後半40分には西村も意地の一発。残り7試合へ攻撃陣は光が見えた。指揮官は「戦いをやめることはない」と言い、「もっと戦う姿勢を見せなきゃいけない」と松原。悪夢のスタートから巻き返しを狙う。

 ▽アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE) 今季から刷新されたアジア最強クラブを決める最上位大会。出場数を昨季ACLの40から24に絞り込むことで質の向上を図り、優勝賞金は昨季400万ドル(約5億6400万円)から2.5倍の1000万ドル(約14億1000万円)と大幅に増額し、大会価値を高める狙いがある。日本勢は神戸、横浜、川崎Fが参戦。新設された下位大会の「アジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)」には広島が出場する。

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