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ドジャース・大谷 無安打でも足で2打点 松井秀喜に並ぶ日本選手歴代2位タイ108打点

スポニチアネックス / 2024年9月18日 1時33分

<ブレーブス・ドジャース>7回、大谷の内野ゴロで三走が生還(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ ドジャース9―0ブレーブス(2024年9月16日 アトランタ)

 盗塁だけじゃない。ドジャース・大谷の3本目の刀が、勝利を引き寄せた。2―0の5回1死一、三塁、左腕フリードの94・9マイル(約153キロ)直球を打ったが併殺コースの遊ゴロ。だが長いストライドで駆け抜けた一塁はセーフとなり、併殺崩れで貴重な3点目を足でもぎ取った。7回1死満塁では、二ゴロが野選となり三塁走者が生還。フリーマンの3ランなど、2安打6得点のビッグイニングを呼び込んだ。

 ナ・リーグ東地区の強豪ブレーブスとの4連戦最終戦。4打数無安打1四球も2打点を挙げた。史上初の「50―50(50本塁打&50盗塁)」へ上積みはできなかったが、リーグトップへ1差に迫る108打点。04年の松井秀喜に並ぶ日本選手歴代2位タイとし、その松井が持つ最多の116打点にあと8に迫った。デーブ・ロバーツ監督は「打線の中で彼(大谷)の存在は重要。彼が得点に絡まなければ試合に勝つことはできない。勝利に貢献してくれた」と称えた。

 大谷の無安打の2打点が、不思議な勝利につながった。無得点だったブ軍と同じ4安打ながら得点は9。4安打以下での9点は1901年以降の近代野球では、21年6月4日の同じブ軍戦に続き124年間で球団2度目の“省エネ”得点だった。メジャー全体でも7度目の珍記録。指揮官は「4安打で大量点を奪うことは通常、無理。野球とはこういうもの。何が起こるか分からないんだ」と振り返った。

 残り12試合、地区優勝マジックは1つ減って9に。17日(日本時間18日)からは敵地でのマーリンズ3連戦に臨む。昨年3月21日のWBC決勝の9回、エンゼルス・トラウトを空振り三振に仕留め、侍ジャパンを14年ぶりの世界一に導いたローンデポ・パーク。546日ぶりの侍の思い出の地で、偉業への挑戦に弾みをつける。(柳原 直之)

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