大谷翔平 POでの登板は「分からないです」含み笑い 投手コーチと「ほとんど話してない」

＜マーリンズ・ドジャース＞試合後、取材に応じるドジャース・大谷翔平（撮影・柳原　直之）

　◇ナ・リーグ　ドジャース9－11マーリンズ（2024年9月17日　マイアミ）

　ドジャースの大谷翔平投手（30）が17日（日本時間18日）、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。5試合ぶりの一発となる48号を放ったが、5打数1安打3三振でチームも敗れた。試合後、取材に応じ、ポストシーズンでの投手復帰に言及した。

　大谷は昨秋の右肘手術後、順調にリハビリを重ね、現在はブルペンで捕手が座った状態で投球練習を行っている。

　ポストシーズンでの投手復帰の噂が飛び交う中、投手コーチと復帰へ話し合いはしているか米メディアに尋ねられた大谷は「ほとんど話してないです」ときっぱり。「今シーズンに関しては投手コーチとあまり話してない」とし「どちらかと言うと、リハビリが順調に進んでいるかってところのコミュニケーション」と復帰についてよりもリハビリの経過について話すことがほとんどとした。

　そして「また、ホームに帰ってから皆で改めてミーティングがあるんですけど、そこでまた今後の予定、オフシーズン含めた今後の予定を話す予定です」と続けた。

　さらに米メディアから「投げられそうか？」と追及されると「分からないです。フフフフ」と濁した。

　ポストシーズンでの投手復帰について取り沙汰される中、デーブ・ロバーツ監督が13日に「可能性の話であれば可能だが、これは長期的なリハビリ。10月を終えるまでにはまだ多くの作業が残っています。ですから、リハビリのモチベーションという意味では、それが彼の心にあることを願っている。しかし、実現する可能性は非常に低い」と今季中の登板は難しいとの見解を示した。

　ただ、その一方で「ゼロではない。それは私の考え」とロバーツ監督個人としては今季中に大谷がマウンドに登る姿を見てみたいという願望があることをほのめかしていた。