NHK 紅白歌合戦 今年もNHKホールで有観客で開催決定 放送時間は昨年と同じ
スポニチアネックス / 2024年9月18日 15時1分
NHKは18日、東京・渋谷の同局で定例メディア総局長会見を行い、大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」を今年もNHKホールで有観客で開催することを発表した。
放送時間は昨年と同じで、12月31日午後7時20分~同11時45分(前半は午後7時20分~8時55分、後半は午後9時~午後11時45分)。総合、BS、BS8K、ラジオ第1で放送する。
観覧の応募は10月3日午後11時から専用サイトで受付を開始する。司会者、出演者については決定次第、放送やホームページなどで発表する。
山名啓雄メディア総局長は「今年も視聴者の皆さんに喜んでいただけるよう、希望あふれる紅白をお届けしたい。来る2025年が明るい年となるよう、1年を締めくくるにふさわしい紅白にしたいと思っています」と期待を込めた。
また、山名総局長は出場歌手は例年通り「今年の活躍、世論の支持、番組の企画・演出」の3つの基準で選考を進めていると説明。担当者は「今年の3月に作成した人権尊重のガイドラインに則って、各事務所の皆さまにはご賛同いただいたうえで3つの基準でさまざまなデータを参照しながら総合的に判断していく」と説明した。
昨年は「ボーダレス-超えてつながる大みそか-」をテーマに、コロナ禍や世界での戦火、自然災害など不安な時代だからこそ発揮できる、音楽の力を表現。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサーの4人が務めた。
性加害問題の影響により、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)からの出場は44年ぶりのゼロとなったものの、日韓のダンス&ボーカルグループ4組(JO1、BE:FIRST、Stray Kids、SEVENTEEN)が盛り上げた。
平均世帯視聴率は第2部(後9・00~11・45)が31・9%、第1部(後7・20~8・55)が29・0%。配信全盛の時代となり、2021年の34・3%を2・4ポイント下回り、2部制になった1989年以降、歴代最低を更新。2部の40%の大台割れは3年連続9度目となった。第1部、第2部とも過去ワーストとなった。
瞬間最高は第2部で36・7%で、瞬間最高でも3年連続で40%の大台には届かず。第1部は31・3%だった。
紅白はBSP4K、BS8K、ラジオ第1、同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」でも生放送され、配信全盛の時代となり、視聴スタイルは多様化。「リアルタイムの世帯視聴率」は急激に低下している。
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