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阪神・近本 6年目通算安打がミスターに王手の「925」に 「自分だけ意識して。できるだけ早く頑張る」

スポニチアネックス / 2024年9月19日 5時17分

<中・神>7回1死一、三塁、大山の遊ゴロの間に生還し、笑顔でハイタッチをかわす阪神・近本(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神8ー3中日(2024年9月18日 バンテリンD)

 ミスターに王手だ。阪神・近本が2安打で今季45度目のマルチ安打。6年目での通算安打数を「925」とし、トップの長嶋茂雄(巨人)が持つ「926」にあと1と迫った。16日ヤクルト戦の3安打に続く、2戦連続マルチ安打。早ければ、あす20日のDeNA戦(横浜)で、猛虎のヒットメーカーが球史に名を刻む。

 「しっかり塁に出て、還って来れた」

 自賛したのは、3―2の7回先頭で2番手・清水から放った中前打だ。初球から積極的に仕掛け、カウント2―2からのフォークを鮮やかにはじき返した。中野が犠打、森下が右前打でつなぎ、大山の三ゴロで生還。リードを2点差に広げ、勝利をグッとたぐり寄せた。4回2死一塁では難敵・高橋宏から右前打。落とせない一戦で、リードオフマンが輝いた。

 「(新記録は)自分だけ意識して。できるだけ早く頑張ります」

 今季の安打数も152本とし、最多安打のタイトル争いを独走中。残すは9試合。数々の栄冠へ向け、背番号5が最後の力を振り絞る。(八木 勇磨)

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