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平田憲聖が自己最多の11バーディーで62 今季4勝目へ「パッティングが良かった」

スポニチアネックス / 2024年9月19日 15時4分

<パナソニックOP第1日>12番、ティーショットの行方を見つめる平田憲聖(撮影・井垣 忠夫)

 ◇男子ゴルフツアー パナソニック・オープン第1日(2024年9月19日 兵庫県 有馬ロイヤルGC=7100ヤード、パー72)

 ツアー通算5勝の平田憲聖(23=ELECOM)が自身最多の11バーディー、1ボギーの自己ベストに並ぶ62をマークし、10アンダーで暫定首位発進を決めた。

 今週も平田が最高のスタートを切った。インスタートの10番で1メートルを沈めると、そこから3連続バーディーを奪取。前半は4つスコアを伸ばして折り返すと、後半さらに勢いは加速した。6番からも3連続バーディーを奪うなど、自身最多の11バーディーを記録。「パッティングが良かった。ショットもセカンドシュッと以降は安定していて、ティーショットはあまり良くなかったけど、なんとかパターでしのぎながらという感じだった」とうなずいた。

 2週連続優勝を飾った、シンハンドンヘ・オープン第3ラウンドに続く自己ベストタイの10アンダーをマーク。以前はバーディーが続くと自然と守りに入ってしまったが、今は「何も考えていない」と淡々と目の前の一打に集中できるようになった。「途中からは自分がいくつ伸ばしてとかはあまり分からない状態でむしろ回っていました」。関西オープンで61(パー70)などビッグスコアを叩き出し、壁を打ち破った平田はまさに無双モードだった。

 現在、2位に約1400万円差をつけて賞金ランク首位を走る。今季は16戦全試合に出場し、予選通過率100%はただ一人。今大会で今季4勝目となれば、今季の獲得賞金は1億円の大台を突破する。

 この日の気温は35度近くまで上昇。多くの選手が厳しい暑さの中で必死に汗を拭っていたが、平田は涼しげな顔で「僕はあまり汗もかかないタイプ。このくらいだったら全然大丈夫です」とさらりと言った。クールな23歳はいつも通り冷静に今季4勝目を目指す。

 

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