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ソフトバンク 112日ぶり実戦復帰へ最終調整した柳田「ええっすよ」 20日くふうハヤテ戦

スポニチアネックス / 2024年9月20日 6時1分

フリー打撃で快音を響かせるソフトバンク・柳田(撮影・岡田 丈靖)

 ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が19日、実戦復帰となるきょう20日のウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦(タマスタ筑後)に向けて筑後ファーム施設で最終調整を行った。右太腿裏を負傷した5月31日広島戦以来の実戦となる。この日のフリー打撃では74スイングで10本の柵越え。現役引退する相手チームの盟友・福田秀平外野手(35)の前で復活劇を見せる。

 柳田は最終の74スイング目にタマスタ筑後の右中間ネットに突き刺さる10本目の柵越えを放って、最終調整を終えた。「ナイスボール!」と回復の過程で寄り添ってくれた打撃投手役の中谷リハビリコーチに感謝した。

 「(状態は)ええっすよ。まずは1本。ヒット1本で頑張るしかないです」

 きょう20日の2軍戦で実戦復帰。右太腿裏を負傷した5月31日広島戦以来112日ぶりだ。「絶対(振ったら)あかん」と叫びながら打撃投手の球を見逃したのは13球。最後は室内練習場に移動し、実際の投手映像と速度、投球角度の再現可能な最新鋭マシン「トラジェクトアーク」で目を慣らし、また打った。

 DHとして2打席程度勝負する相手は、くふうハヤテ。同学年の盟友がいる。今季限りでの現役引退を表明した福田だ。19年まではソフトバンクで一緒にプレーした。自身の復帰戦で引退セレモニーが行われる予定。「凄く、寂しいですよ。秀平(福田)とは野球で思い出がある。ドームのロッカーがずっと隣やったんで、勝っても負けてもずっといろんな話をしてきたんで」。復帰戦では花を添える快音も狙っている。

 全治4カ月との診断通りに戻ってきた。リハビリの最終行程となったベースランニングなどの実戦での動きも終えてのカムバックだ。ただ森山リハビリ担当コーチは「まだ、路上検定が残っている」と柳田の現状を自動車学校の講習課程に例えた。2軍合流が即、リハビリ組卒業ではなく、実戦復帰翌日以降の状態を確認しながら病院の再検査も挟み、1軍合流時期を慎重に探る。経過良好ならレギュラーシーズンの1軍復帰は可能となる。

 1軍はホームに戻って2連敗し、優勝マジック5で停滞中。さらに近藤、大関ら主力離脱の一報も入ってきた。「いや、大丈夫でしょ。ここぞで勝ちきれんとか、こんなの今まで何べんでもある。(優勝は)いける」。頂点を知り尽くす主砲は仲間を激励しつつ、復帰即の安打で朗報も届ける。 (井上 満夫)

 ≪柳田、負傷後の経過≫

 ▼5月31日 広島戦で内野ゴロを打った際に右太腿裏を痛める。一塁に倒れ込むようにヘッドスライディング。立ち上がれず、コーチ陣に支えられ途中交代。

 ▼6月1日 佐賀市内の病院でMRI検査の結果「右半腱様筋損傷」で全治約4カ月の診断。

 ▼18日 筑後ファーム施設でリハビリ組に負傷後初合流。

 ▼7月下旬 屋外でジョギング、屋内でのキャッチボール、ティー打撃を開始。

 ▼8月20日 タマスタ筑後で負傷後初の屋外フリー打撃で41スイング。

 ▼22日 3日連続のフリー打撃、ダッシュ、キャッチボールなど練習公開。

 ▼9月3日 守備練習をスタート。

 ▼14日 ベースランニングも開始。

 ▼18日 20日に実戦復帰することを中谷リハビリコーチが明言。

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