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巨人・岡本4戦3発 3年ぶり2冠射程 25号2ランでヤクルト・村上超えトップ75打点 

スポニチアネックス / 2024年9月20日 5時32分

<巨・D>5回、ケイから2ランを放つ岡本和(撮影・光山 貴大)

 ◇セ・リーグ 巨人6―0DeNA(2024年9月19日 東京D)

 巨人の岡本和真内野手(28)が19日のDeNA戦で5回に25号2ランを放ち、3連勝に貢献した。左翼席上段への特大の一発。4戦3発と量産し、リーグトップのヤクルト・村上に3本差に迫った。打点も75として村上を抜いてトップに。不動の4番打者は4年ぶりのV奪回とともに、3年ぶり3度目の2冠王を射程に捉えた。

 シーズン佳境。岡本和が“無双モード”へとギアを入れた。3―0の5回1死一塁。25号2ランは左翼席上段に消えた。これで4試合で3本塁打。4番は表情を変えることなく、冷静に振り返った。

 「打ったのは浮いたチェンジアップ。いい追加点になってよかった。もう今は、調子うんぬんは関係ない」

 打撃好調な主砲が、失投を見逃すはずがない。2ボール1ストライクから左腕ケイが投じた137キロのチェンジアップが真ん中に入った。タイミングを合わせて強振。頼れる男はリーグ優勝を願うファンの大歓声を浴びながらダイヤモンドを一周し「こういう感覚、緊張感の中で、やるのも最近はなかった。また明日も勝てるように頑張りたい」と誓う。

 前日の同戦は延長12回の末に引き分けながら優勝マジック9が初点灯。だが、浮かれてはいられない。負ければマジックが1日にして消滅してしまう一戦。まさに優勝争いの重圧がかかる中でのプレーだ。それでも常勝を課された伝統球団の4番を、今季も全試合で務めてきた男は意に介さず躍動。阿部監督も「凄く大きい追加点になった。あれで勝負ありだった」と評した。

 昨季も5試合で8発をマークした期間がある背番号25。量産態勢時はバットを替えない。直近4試合で放った3本ともに同じバットを使用。反対に2試合ほど安打が出ない時はバットを替える。「続いている時は同じものを使い続けるし、悪い時はすぐ替える」。気分転換をしながら長いシーズンを乗り切る。

 これで打点はヤクルト・村上を抜いて75打点としてリーグトップに浮上。本塁打もリーグトップに3本差とし、7年連続30本塁打も決して不可能ではない。「本当に勝つだけ。それに何とか貢献できるように頑張りたい」。不動の4番が、ラストスパートに入った。(小野寺 大)

 ≪3度目打点王なら球団4位タイ≫岡本和(巨)が打点でセ・トップに浮上。打点王となれば3年ぶり3度目。巨人で打点王3度は王貞治の13度、長嶋茂雄の5度、中島治康の4度に次いで、川上哲治と松井秀喜に並ぶ4位タイとなる。本塁打はトップの村上(ヤ)と3本差。岡本和は20、21、23年に本塁打王を獲得しており、4度目となれば山本浩二(広)、ローズ(近鉄、巨)に並ぶ歴代7位タイ。巨人では松井の3度を抜き、王の15度に次ぐ2位となるがどうか。

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