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大偉業「51―51」の大谷翔平 来季イチロー氏の「これ化け物ですよね」“予言超え”視界に

スポニチアネックス / 2024年9月20日 10時28分

<マーリンズ・ドジャース>9回、51号3ランを放つ大谷。敵地ファンも騒然(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ ドジャース20-4マーリンズ(2024年9月19日 マイアミ)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。3打席連発を含む6安打10打点2盗塁の大暴れでメジャー史上初となる50本塁打&50盗塁の「50-50」をクリアし、「51-51」を達成。チームも大勝で12年連続プレーオフ進出を決めた。

 前人未到の大偉業を達成し、「今までの記録は正直やっている人が少ない中での記録が多かったと思うので、比較対象が多い中での新しい記録は自分にとっても違いはあるかなと思います」と話した大谷。ここでクローズアップされるのが、世界最高のヒットメーカーで、主に背番号「51」を背負ったイチロー氏の予言だ。

 イチロー氏は18年9月、大谷について「個人的な興味としては、ピッチャーとバッター、それぞれを年間通して見てみたい。サイ・ヤング賞をとった翌年にはホームラン50本で本塁打王。そんな空想でもしないことを現実にできる可能性のある選手が、この先の未来に出てくるでしょうか?」とコメント。また、19年3月の引退会見では「投手として20勝するシーズンがあって、その翌年は50本打ってMVPを取ったら、これ化け物ですよね。でも、それが想像できなくないですからね」と話していた。

 大谷は右肘手術明けの今季は打者に専念。自身初の50本塁打に到達し、もちろんMVPの有力候補に挙がる。リハビリも順調で8月末から捕手を座らせての投球を再開しており、前日にはブルペンで30球を投じた。

 来季は二刀流の完全復活が見込まれ、投手として20勝&サイ・ヤング賞を獲得する可能性も十分。二刀流での獲得なら、イチロー氏の予言が的中どころか予言超えとなる。

 ちなみに大谷の51盗塁は、イチロー氏が01年にマークした56盗塁以来となる日本人選手のシーズン50盗塁となった。大谷は今季176安打。イチロー氏は04年にメジャー歴代最多の262安打をマークしており、あらゆる記録を塗り替える大谷にとっても、イチロー氏の記録は高い壁となる。

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